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ざざむし通信 第10号(2012/1/20)

三峰川の利用(平成24年1月19日 木)

三峰川

今日はあまり日が差さなかったのですが、風はさほどでもなく、気温は高め。こんな天気の平日でも、ウォーキングで健康な体づくりに歩いている人は多いです。写真は三峰川。車両は私たち巡視の車しか通りませんので、安心して利用いただけるのと、河川という広い空間での眺めの良さは格別ですね。

私も自宅からは離れていますが、時にサイクリングとして利用しています。近年は、ジョギング、マラソンブームなので、走っている人も多いです。ここには河川の距離標もコースの距離標もありますので、走る距離の目安にもなっています。

今はiPodと靴に仕込む某社のセンサーで移動速度が計測できるようですし、腕時計にGPSセンサーが搭載されているものもあるようですね。ブームといえど、確実な健康保持に関係するのですから、河川堤防のウォーキングやマラソンの利用は、今後も継続していくのでしょう。

天竜橋撤去の今(平成24年1月18日 水)

天竜橋撤去

旧橋は跡形もなく取り去られ、その場所の堤防を現代型にしています。ちょうど工事はまっ盛りとなっています。新しい天龍橋からもよく見えますので、散歩で近くを通りましたら、見学していってください。

写真で格子に見えるのはコンクリート法枠で、工場で作ったものを基本につくります。まだこの下のほうに自然の玉石でつくる護岸は、これからの作業になります。この上は芝を張る予定です。

なぜ色々なタイプを採用するのでしょうか。水に常時あたる護岸は土砂が流れる暴れ天竜川に対抗するために、削れにくい素材を採用。それよりも上は工費が安く、工期も短いコンクリート法枠を採用。それより上は芝で堤防の土を保護しているわけで、それぞれ理由があるというわけです。もちろん、施工時代やその場所の特性でアレンジすることはあります。

天竜川の舟運(平成24年1月2日 月)

舟下り

新年早々、ふらりと天竜峡まで来ました。ちょうど姑射(こや)橋から川をのぞくと、舟が下るというよりはエンジンでさかのぼっていました。

天竜川のような急流河川の川下りで、特に鵞流峡(がりゅうきょう)はスリルのある観光レクリエーションとして人気です。天竜川でも下流の川下りは昨年に転覆死亡事故があって心配していましたが、救命胴衣もつけて楽しんでいるようすで、安心しました。

天竜川の上流部は森林資源が豊富でしたから、川の流れを利用した材木の運搬として利用していました。伊那市の「入舟」という地名は港を意味するものですし、伊那市や中川村の「渡場(どば)」は材木の一時備蓄して発進港だったことがうかがわれます。しかし、今ならば舟を車に積むこともできましょうが、急流をさかのぼるために人でひいたり、帆をつけたりのようでしたが、のぼるほうも塩を積んだようである。このあたりは、語りつぐ天竜川「天竜川の水運」(日下部新一著)に詳しい様子が書かれています。

さて現代で天竜川での舟に類するものと言えば、先に紹介した舟下りのほかにはカヌーやラフティングになるでしょうね。

三峰川堤防の歴史(平成23年12月27日 火)

三峰川青島

三峰川はきれいな形で霞堤が残るめずらしい河川です。明治から大正時代の堤防の変遷を調べると、導流堤(氾濫した河川水をもとの河川に戻す連続しない堤防)としてつくられたと思うのです。この霞堤のうち、「青島堤防」で知られる場所にはこんもりとした林があり、春は桜の名所としても知られています。

大正時代の地図では現在の霞堤とほぼ同じような位置に堤防があることから、長野県の技術者が行った明治時代の大きな河川工事が、 今の三峰川の姿をつくっていると考えられるのです。それ以前の青島堤防は、霞堤ではなくて連続していました。

人間の力というものはすごいものです。中部電力(株)伊那営業所のあたりも江戸時代までは三峰川でしたから、それを南に集約して、いまの伊那市の反映があるわけです。河川を自由に蛇行させるべきとの意見もあるかと思いますが、堤防という生活の安定のために先人が河川(自然災害)と戦ってきた「モノ」をみれば、それはそれで素晴らしいとも思うわけです。

水もきれいに(平成23年12月22日 木)

沈殿

川の中で工事をしていると、工事の現場内は水がたまりやすく、ポンプなどで川に戻さないと水浸しになります。現場では建設重機が色々な作業をしていますので、結果として濁った水を川に戻してしまうことになります。

しかし、川には魚や水生昆虫がたくさん暮らしているので、できる限り濁らせたくはありません。ということで、川に戻るまでの時間を長くして、沈殿をうながしてやろうということです。写真にあるように流れをジグザグさせれば、流れる時間を長くすることができますし、ジグザグさせることで水の流れの勾配(かたむき)を緩くすることになるので、やはり沈殿には有効です。

まあ、それなりに色々工夫しているのであります。そんな努力も、知っていただきたいと思って紹介しました。

靴はきれいに(平成23年12月20日 火)

スパッツ

現場は舗装していませんから、当然ダンプのタイヤは汚れています。困るのは、現場から土砂などを出すときに舗装している公道を汚してしまうことです。

できる限り汚さないようにしたいので、現場では色々な工夫がされています。まず、出る前にタイヤを洗浄すること。出る間際の現場内に舗装をしておき、汚れを引張らないようにすること。写真にあるようなスパッツという器具で汚れを落とすこと。汚してしまったら、路面清掃機などで掃除するなど。これらを組み合わせて現場ごとに工夫しています。

工夫を凝らしながらも路面の汚れをゼロにすることは難しく、こういう点でも通行中、近隣の皆さんにはご迷惑をおかけします。ご理解とご協力いただき、疑問に思われた場合は、伊那出張所までご相談ください。

国土交通省 中部地方整備局
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