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ざざむし通信 第8号(2011/11/25)

伊那の土木技術者の心意気(平成23年11月18日 金)

伊那施工技術研究会

11月18日は日付を漢字で書くと十一と十八ですね。十一と十八を組み合わせると土と木に見えませんか?
というわけで、11月18日は「土木の日」というわけです。

さて、そんな土木のアニバーサリーな日に伊那地方の土木技術者の勉強会、「伊那施工技術研究会」が開催されました。震災や台風被害地への支援などがあり、今年度の始動が遅くなっていましたが、事務所長の基調講演、技術係長と建設業者の災害支援の報告もあり、充実した内容になりました。

建設という仕事は、ものづくり、街づくりの原点です。まだまだ色々な工夫と発展があるはずですし、かならずしもそれが新技術ではないのかもしれません。温故知新の考え方もバランスよく考えなければならないと、感じました。

堤防珍百景(平成23年11月14日 月)

堤防珍百景

堤防の安全点検をしていると、時に不思議なことがあります。堤防護岸にはえる、「堤防根性ネギ」です。国道153号沿いで栽培しているようすはありませんし、収穫には危険も伴う場所ですから、植えたものではなさそうです。だとすれば、どこかから飛来したもの? なぜ3本?ここに生えている歴史を知りたいものです。

また、天竜川には2箇所ほどコムラサキと思われる植物も護岸にあります。コムラサキはムラサキシキブと非常に似ていますから、ムラサキシキブかもしれません。庭に植えたものが逸出したのでしょうか。やはり堤防の目地に根性で生えています。コムラサキだとすれば長野県では絶滅危惧IBなのですが・・・。

小黒川の発電(平成23年11月10日 木)

小黒川支川

伊那市中央アルプス側の小黒川。桂小場というしゃれた名前の場所は、なつかしい場所でもあります。駒ヶ岳ロープウェイが改修のため止まっていた年、平成10年だったかな、ここ桂小場から駒ヶ岳、宝剣岳に縦走し、おなじ道を戻ってきました。そう、新田次郎の小説「聖職の碑」のモデルとなった山岳遭難のルートです。

ここ桂小場には中部電力(株)の発電の取水施設があります。その一部変更が行われたことの検査を行ってきました。当然、きちんと工事が行われ、秋の落葉の小道をサクサクと音をたてて歩くのは、楽しいものです。自分の怪我がなければ、もう一度のぼってみたい桂小場ルートに思いをはせ、あまり鮮やかではないといわれている今年の紅葉を後にしました。

箕輪キャラバン(平成23年11月9日 水)

事業キャラバン

今日は箕輪町におじゃましました。

セーフコミュニティ推進室という防災組織をもつ箕輪町は防災に対する取組みも積極的です。片田教授の講演会でも紹介しましたね。

早速ですが、消防団が河川の出水の時に堤防などに目印があるとわかりやすいとの意見をいただきました。平成18年7月に北島の堤防破堤があった自治体ならではの意見です。
写真がなかったので、辰野町での会議風景です。

三峰川を自転車で巡視(平成23年11月7日 月)

三峰川巡視

パトロール車での巡視は広範囲を効率的に見ることができます。一方、徒歩は細かい部分を観察しながら巡視できますが、移動速度は遅いので部分的にしか見ることができません。自転車はその中間的な方法ですから、なかなかいける!と思っています。残念なのは、大きなゴミがあっても、拾って帰ることができないこと。自転車は左側通行なので、川を見るために反時計回りに回るのですが、左方向を主に眺めるので、首や肩がこってしまうことです。

舗装の傷みや塗装の具合も自転車のメリットですし、散歩をしている住民の方と会話が自然にできることもメリットでしょうか。今回は、三峰川の近くに住むかたと、街道や集落、堤防、田んぼの変遷などのお話しを聞くことができました。

「車が普及しはじめると、ダンプが家の前を通ることが多くなり、未舗装だった当時は砂ホコリがすごくて大変だった」とおっしゃっていました。宮本常一さんの「私の日本地図 天竜川に沿って」にもそういう記述がありました。舗装が当たり前になっている現代では、わからないことですね。

辰野・南箕輪キャラバン(平成23年11月4日 金)

天龍橋

名前はキャラバンというけれど、防災や事業に関する市町村との意見交換会です。こういう機会を設けると、色々な意見がでてくるので、 とても良いことだと思います。

南箕輪村では到着した時間に余裕があったので、玄関横の待合室に入ったら、古い天龍橋の橋名版がありました。橋名版としてはたいへん小さなものでびっくりしました。昭和9年にかけられた橋ですから、親柱も小さなものでした。

与田切のたのしい秋(平成23年11月3日 木 文化の日)

よたっ子と遊ぼう

与田切川でのイベントは色々な趣向を凝らし、秋の好天にも恵まれて大変好評のうちに終えることができました。

提案した床固工の実験も、飯島砂防出張所長の工夫と尽力でとてもおもしろい実験装置ができ、実際の実験も大成功でした。

このすばらしいロケーションとイベントの楽しさを、もっと多くの方に楽しんでいただきたいです。その分、ホストとしての準備は大変になるのでしょうけれど。

私の趣味的なコーヒーのサービスも昨年よりやや上手にサービスできましたが、2種類用意した焙煎はその度合いの変化が少なく、そこは要改善です。深めの焙煎好きの趣味が出てしまいました。

激特監理委員会(平成23年10月31日 月)

激特委員会

平成18年7月豪雨から5年間で伊那市中央橋から上流の激甚災害対策特別事業(通称:激特)が完了し、この事業のアドバイス、指導をいただいた委員会も今回で終了。午前中は昨年度の工事を中心に上流から現場を見ていただき、午後は事務所で委員会を開催しました。

今後のモニタリング方法など、細かい指導をいただきました。自然環境に配慮して瀬や淵をあまり変えないように工事をしたことも、高い評価をいただいたと思います。激特の工事が川を掘り下げることが中心なので、安全度は向上したのですが、見た目の変化が少ないので、 道路や橋を造るような達成感がないのが残念なところです。

旧羽場下井堰(平成23年10月28日 金)

長殿地区

台風の出水で羽場下井堰(辰野町)の被害がありましたが、堰中央部が破損した影響でその上流の水位が下がり、古い時代の堰が出現しました。

手前右側は古い時代の堤防護岸の一部だと思います。奥のものは旧堰ですが構造は今のものと同じで、木枠と玉石でつくった「木工沈床」がベースとなっています。

いつのころのものかは、あまり分かっていません。明治の地図には堰自体がありませんし、今の堰と同じようにコンクリートで覆っていますので、比較的新しいものかもしれません。

緊張した発表(平成23年10月27日 木)

中出連総会

出張所長や建設監督官というポストは、工事現場の監督や道路・河川の管理責任者としてあります。中部地方のこれらの人たちが集まる会議がありました。

この会議で私が「情報共有システム」の話しをしてきました。情報共有システムというのは請負者と発注者が書類のやりとりや情報共有をクラウドとして実現させるもので、使ってみるとなかなか便利に使えることが分かりました。そこで、その使った感想やそのススメとしての話しをしてきました。

おおぜいの前、内部とはいえ偉い人の前で話すのはにがて。うまく、思いが伝わったのか、皆さんが聞きたいと思っている内容とのズレはなかったのか、終わった後もとても気になります。

天竜塾(平成23年10月24日 月)

天竜塾防災編

天竜塾とは、主に職員の技術的・行政的な能力向上のために催される勉強会のことです。テーマは新技術から契約事務手続きまで幅広く取り上げられ、毎回楽しみに参加しています。

今回は防災ネタです。今年の台風15号で、同時多発的に対応しなければならなかった多治見砂防国道事務所長の話。災害発生時の事務所は大変な騒ぎになります。情報が入らない、情報が混乱する、人が足りない、時間が足りない、機材が足りないなどの状況下で判断を適切にしていかなけばなりません。

そんな状況は度々あるわけではないので、演習や訓練を行っているわけですが、実際の災害は複雑で多様なので、必ずしもというか訓練の再現ではありませんから、状況の変化に応じた対応が求められるわけです。

いっぽう、災害後の調査や支援も時間との戦いになります。台風12号の河道閉塞対応を中心とした近畿地方への応援・支援に活躍した 3人の事務所職員からの報告もありました。こういう話を聞いて、私たちの防災対応の能力を磨いていかなければならないのだと、強く思うのです。

国土交通省 中部地方整備局
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