事務所関連情報
ざざむし通信 第5号(2011/08/16)
自転車とは(平成23年8月11日 木)
自転車という乗りものを考えるとき、どうですか?伊那谷では主に中高生の乗りもののイメージが強いのかな。ほかの地方に比べて、あまり自転車の利用はされていないように思います。もちろん、冬の凍結で危険だとか、坂道が多くてこぐのが大変とかいうことはあると思います。
自転車は、エネルギーの効率の高い乗りものです。自動車の約5.5倍、イヌよりも10倍効率がよい。移動の手段として環境に最も優しいと言えそうです。
と書くのも、川に自転車を捨てる人が多いのが悲しいです。いずれもママチャリと呼ばれる一般用自転車で、2万円くらいのものでしょう。もう少し上等なものを、永く、楽しく、すてきに乗りましょうよ。くれぐれも、事故には気をつけて(^^) ← 自転車事故の本人がいうのですから。
堤防の珍百景2(平成23年8月8日 月)
朝の出勤では仕事がら、天竜川をチラチラ見ながら運転してきます。
今朝は、目を疑いました。川を横断する集団を発見。なんと、ニホンジカが4頭そろって天竜川を渡っているではありませんか。
天竜川の河川の樹木群はニホンジカの生活圏として利用されているとは聞いていました。朝の出勤時間にどうどうと天竜川を渡るとは、想像していませんでしたね。
その後のニホンジカの行方はわかっていませんが、びっくりする出来事でした。そんなわけで、写真はありません。
水のきれいさと生物(平成23年8月5日 金)
きれいな場所には、きれいな場所を好む生きものがいて、汚いところには、それを利用する生物がいる。当たり前のことですが、中には、きれいさとはあまり関係なく棲んでいる生物もいます。きれいさで棲み分けている生物を「指標生物」といい、水中の指標生物を調べることで、水の汚れ具合を楽しみながら測定できるイベントが「水生生物調査」です。
この取組みは、ずいぶん歴史があると思うのですが、いつから始まったのかはよくわかりません。最近、参加者が激減しているのが気になります。身近な河川をフィールドに川で生活する生物や、川の汚れについて肌で感じながら楽しんで調査できる。親子で参加すれば、夏休みの研究も立派なものができる。連続して参加すれば、天竜川の全体像が俯瞰できる。継続すれば、年による変化、水質の傾向が理解できる。こんなすばらしいイベントは、滅多にありません。
私たちの呼びかけに、何かが足りませんでした。来年「水生生物調査」で、きっと逢いましょうね。写真はマゴタロウことヘビトンボの幼虫。大型で強そうで、子どもには大人気です。きれいな川の指標生物が、ほらこんなに。私はというと、カワゲラの均整のとれたプロポーションが好き。
ミクリ(平成23年8月4日 木)
ミクリの移植地の、その後のようす。植物ネタが続きます。工事で一時疎開していたミクリ(ミクリ科ミクリ属)は順調に生育し、イガ栗のようにもみえる種も付けていました。
あまりにも地味な貴重種(NT:準絶滅危惧)ですが、鮮やかな緑で、葉が三角柱なので、変な言い方ですが凜として姿勢がよいです。疎開先の辰野町神戸地先では肩身が狭かったでしょうけれど、ここでドカンと繁栄していただければと、思います。堤防からは見にくいかもしれませんが、箕輪橋の下流のアシ林に居ますよ。
清楚な色あい(平成23年8月3日 水)
堤防にはユリに似た植物でヤブカンゾウが多いですが、たまにユウスゲ(ワスレグサ属)を見かけます。清楚な黄色でヤブカンゾウのようにオレンジ色の八重咲きではないので、比べるとすっきりとした印象です。
ちょうど伊那市の堤防兼用の国道153号を南下して行くところに見られます。このあたりは車の出入りも多いので、運転中に探すと危険かも。
打ち水(平成23年8月2日 火)
打ち水を積極的に国土交通省が取り組んだのは、2003年にさかのぼり、「大江戸打ち水大作戦」として東京発祥のようです。翌年は名古屋でも栄のデパート嬢がゆかたで打ち水をしたり、2005年は愛知万博でも盛大に催されました。
当出張所でも国土交通本省の打ち水にあわせ、8月2日に打ち水を実施。本当は、昼間よりも、気温が下がっていく夕方に打ち水した方が、効果が高いかもしれません。日中の炎天下での打ち水は、湿度を上げてしまう結果、不快指数を上げてしまうと指摘する声もあるようです。まあ、でも見た目の涼しそうな感じも良いですね。今回は、バケツのたまり水を利用しました。
残念ながら駆除失敗(平成23年7月31日 日)
辰野町を流れる横川川で、アレチウリの駆除大作戦に参加してきました。
朝7時半に集合して、さあ始めるぞというときに、折しもの雨。少し休憩後、小雨になって再開も、また本降りに。
ということで、残念ながら途中終了となりました。横川川の中央橋 伊那富橋の間でしたが、ほかの駆除地区と比べると少なかったです。クズなどをかき分けて小さめの個体を引き抜く感じでした。近年のハリエンジュとアレチウリの猛威は目に余るものがあります。なぜか、ハリエンジュの方は特定外来生物には指定されていないのですよね。そこはちょっと不満です。
ネナシカズラ(平成23年7月27日 水)
河川管理をしていると、新たな知識も増えていくものです。ネナシカズラという寄生植物が堤防に繁茂しているので駆除して欲しいとのお話を受けました。
この植物にはアメリカネナシカズラという外来種があって、要注意生物に登録されているものもあれば、在来種で絶滅の危機にさらされている種類もあるらしい。通報を受けたものは、アメリカネナシカズラの方で、宿主を選ばず寄生し、繁茂するようです。
ただちに農作物に危機があるというわけではないと思いますが、たしかに黄色くマット状に広がるさまは、気味が悪いとも言えます。
堤防の珍百景(平成23年7月26日 火)
オレンジ色の河川パトロールカーでの巡視では気がつかないことも、徒歩や自転車では気づくこともありますね。某TV番組ではありませんが、たまにあれ?と不思議に思う光景があります。今日は、堤防にはえるサボテン。おかしいでしょう?どなたかが植えたのか、何かの拍子で定着したのかわかりません。たぶんウチワサボテンの一種だと思うのですが、氷点下になるこの土地でよく生活ができるものですね。
ちなみに、生息は毛見橋のたもとです。携帯音楽プレーヤでムソルグスキー作曲ラベル編曲「展覧会の絵」のキエフの大門を聴きながらご覧ください。
三峰川の植物たち(平成23年7月26日 火)
三峰川を自転車で巡視。カワラナデシコがちょうど見頃です。天竜川本川では見つけることが難しいのですが、さすが三峰川ですね。たくさん咲いていて、見ごろ。とても美しいです。
希少種であるミヤマシジミの食草のコマツナギもたくさん花を咲かせていました。特に三峰川橋よりも下流で堤防の植生らしさが現れています。
こちらは、あまり歓迎しない種類ですが、ワルナスビとオオハンゴンソウの園芸種(ルドベキア・カプチーノ)も見られました。どちらも外来種で、勢力を拡大しています。いかにもワルそうなワルナスビは有毒ですし、ルドベキアの一部は特定外来生物で、取扱いが法律で規制されています。写真はワルナスビで、花がなすびに似ています。