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こまくさ通信 第36号(2012/ 4/ 11)
与田切川上流のセル群堰堤 (平成24年 4月 9日 月曜日)
先週3日の「春の嵐」や、その後の真冬の寒気が過ぎ去り、ようやく週末からは好天に変わり春の陽気を迎えましたので林道の雪解けを確信し、与田切川上流のセル群堰堤まで足を運びました。
雪解けから新緑を迎えるまでの間が“見頃”です。
積雪深が大きい冬期においてはここまでの到達は無理ですし、新緑以降は樹木が鬱蒼と茂り、全容を遠望することは難しいため、この時期が遠望目視による施設点検に最適な時期となります。
(与田切鋼製セル群ダム)。
年度初めに「聖職の碑」を思ひ… (平成24年 4月 2日 月曜日)
今年は、中央アルプスでの遭難の実話を題材にした小説『聖職の碑』の作者としても有名な新田次郎の生誕100年にあたります。
「聖職の碑」のあらすじなどの紹介は割愛いたしますが、子どもをもつ親や教職者にとっては心を揺さぶられる内容であることだけは確かです。
小説の舞台の山とは異なりますが、飯島を代表する南駒ヶ岳でも遭難という悲しい歴史があります(画像は昨年撮影)。
さて、その朝日を浴びた時に見せる中央アルプスの山肌の美しさ。
これを形容する言葉がモルゲン・ロート(ちなみに、新田の作品にも同名の短編小説があります)。
 他に『劔岳 点の記』も新田が遺した作品です。
「点の記」とは測量の結果を記した測量用語のことで、国土地理院のウェブにはもう少し詳しい説明が掲載されていますので、是非ご参照下さい(測量の結果(点の記))。
ここで、新田次郎に関する“うんちく”としてもう一つ。
ご存じの方も多いことでしょうが、新田は気象庁の職員としての業務を続けながら、勤務後の夜に執筆活動をこなしていたようです。
その気象庁の事業は、内務省→文部省→運輸通信省→運輸省と所管が移ってきましたが、平成13年1月の省庁再編により、現在は国土交通省の外局の業務に位置づけられるようになりました(気象庁の歴史)。
新田が執筆活動をしていた時代と、今とを比較すると気象予測が格段と向上した感はありますが、同時に異常気象も頻発してきていると言われています(気候変動や異常気象に対応するための気候情報とその利活用のあり方について)。
職員による異常気象に起因した大規模土砂災害への円滑な即時対応はマスコミを通じて報道されることですが、着実にすすめられている砂防工事は日常的な安全を提供する上で不可欠な事業です。
ひとたび豪雨で土石流が発生すれば危険と隣り合わせの現場において工事に臨んだ数多くの施工業者の方々。それにも関わらず、昨年度迄の工事は、無事故・無災害で工事完成を締めくくることができました。
地域の皆様方のご理解とご協力、施工業者の皆さまの安全施工への弛まぬ努力が結実したものだと理解しています。
そして、今日、新年度を迎えることができました。
あらためて現場の方々も無事故無災害での工事を進めるよう決意していますので、地域の皆さま、今年度も温かいご支援を宜しくお願いいたします。
中尾歌舞伎 プレ講演 (平成24年 3月18日 日曜日)
三六災害を題材にした地歌舞伎のプレ公演が伊那市長谷の中尾座で関係者に披露されました。
普段は別の仕事に就かれている地域の方々が、これだけのすばらしい芸能を披露されること自体に、鑑賞させていただく機会を頂いた小職としましては、演技の水準の高さに対する驚きと、涙をさそう場面などの感動のシーンに、ただ見入るだけでした。
しかし、公演後の関係者の講評では、演目の台本化にあたって監修を務められた日本芸術文化振興会や国立劇場の顧問である織田さん(原作は当事務所の前事務所長)が、「一般上演に向けてさらなる稽古を積まれるように」という、芸能指導を本業とされる方ならではの温かくも厳しい助言がありました。
写真は、観衆からのおひねりが投げられた山場のシーンを撮影した画像です。
4月29日の一般講演では、プレ公演以上に、中尾歌舞伎保存会の皆さまご自身も感動されるような上演となりますことを祈念しております。
防災講演会 (平成24年 3月15日 木曜日)
本日、下伊那地方の各市町村と天竜川上流河川事務所が災害時協定を結びましたことで、当事務所管内の全ての関係市町村と当事務所が大規模土砂災害時に相互協力をとれる体制が整いました。
これに合わせて、上伊那広域連合、南信州広域連合、ならびに当事務所が共同で大規模災害への備えとして防災講演会を開催しました。
写真はその防災講演会の画像です。
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