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こまくさ通信 第2号(飯島いいものつくろう会) 0306

「飯島いいものつくろう会'03」が始動

〜第1回は浦所長の講演と全体会議〜

会議の様子平成14年6月に発足した「飯島いいものつくろう会」の平成15年度の勉強会が約30名の技術者によりスタートしました。この「飯島いいものつくろう会」は、発注者サイドの出張所監督員と施工者サイドである若手の現場代理人や監理技術者などが一堂に会し、現場の技術的課題を議論・研究するものです。平成14年度は「マスコンクリート」の細部技術のうち、コンクリートの打設方法、水平打継目処理、型枠組立、養生等について現場の課題を議論し、成果を1冊の報告書にまとめました。

平成15年度の第1回勉強会は6月6日に駒ヶ根市の「サングン会館」において、天竜川上流河川事務所の浦真所長の「『砂防』なんでも講座」と題する講演会(中部建設青年会議長野県南部支部と共催)と、その後、今年度の検討テーマを議論する全体会議を開催しました。

I 講演会

I 講演会講演会には現場の施工管理に従事する技術者等約80名が参加。日頃議論することが少ない砂防事業の目的、必要性、技術者としての心構えなどに関する浦所長の講義に熱心に耳を傾けていました。
−浦所長の講演要旨−

「砂防」は、明治4年民部省通達文中の「土砂溢漏防止」が語源。私が砂防を志したきっかけは、高校時代にNHKのテレビ番組で土石流の映像を見て衝撃を受けたことや、大学時代に長野県八千穂村における土石流の研究を行ったことにより、人命と財産を守る砂防事業に興味を持ったことにある。

施工者の皆さんも砂防堰堤や床固工など砂防施設の本来の機能や設計の考え方を良く理解しておいてほしい。疑問があったら、いつでも発注サイドに聞いてほしい。砂防事業の長所としては、おおらかで技術者の裁量に任せられる部分が多く、現場での経験が施工に生かされる「現場主義」が挙げられる。従って、現場で蓄積した考えはまとめておくことが必要。一方、短所としては砂防の現場が山奥にあり目立たないこと、効果が分かりづらいことなどが挙げられる。

伊那谷を襲った三六災害は土砂の流出により天竜川本川の河床が上昇したことが被害を拡大させた大きな要因。今年4月26日の豪雨では太田切川支川の北御所川で土石流が発生し、発電施設や治山施設が被災した。また、流域には新たな崩壊地が形成された。治山治水は国を治めるもと。必要な事業は今後も行っていく。

II 全体会議

II 全体会議「飯島いいものつくろう会」の今年度の検討テーマは、各会員の希望を元に以下の3題に分けて検討することが確認されました。
1. コンクリートの品質管理(クラック防止等)に関する検討
2. 工事関係書類に関する検討
3. 巨石(転石)の施工に関する検討
国土交通省 中部地方整備局
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