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天竜川上流ニュースレター 96号(2022/10/11)

伊那市環境展2022

【会 場】 上伊那クリーンセンター(伊那市)
【日 時】 令和4年10月2日(日) 10:00〜14:00


 3年ぶりに開催の伊那市環境展は「環境にやさしく住みよい伊那市を次世代に」をキーワードとして、地域の自然環境保全など、私たちの身近な環境問題について情報を発信し、啓発活動やまなびの場を通して解決のヒントを探る機会の提供を目的に、地域で活動する22団体が出展しました。

会場外観
会場の上伊那クリーンセンター
 当事務所は2017年からこの環境展に参加しており、今年も天竜川の環境を利用する生き物に焦点を当て、実物展示による「触って実感」の体験展示を出展しました。
 今回の開催目的に関連した、身近な【在来種】や各地で減少中の【絶滅危惧種】の生息空間としての天竜川の機能や、水質改善によって増えはじめた渓流性の種類、環境問題となりつつある【外来生物】、さらには河川環境と人との関りの象徴的な【ザザムシ文化】を実物展示で紹介しました。
 普段は見かけないような夜行性の魚や、おなじみのカメやカニ・イモリなど、天竜川とその周辺でとれたものや、見つかって保護されたものまで25種類ほどを展示しました。
展示
当事務所は「天竜川ミニミニ水族館」と題して出展
 10時の開会と同時に副市長が展示をご覧になられ、天竜川の外来種や在来種について事務所長より説明いたしました。その後は親子の来場者が次々にブースを訪れました。
観覧
伊那市 副市長(右)の観覧を皮切りにオープン
 近年、本川でも見つかるようになったカジカに驚く姿や、名前は知っていても実物は見たことのないカメなどに見入る姿がありました。
 「どっちが外来種?」と題した小コーナーでは、在来種によく似た外来種を並べて展示し、観覧者に外来種を当ててもらいました。見た目では区別が難しい良く似た外来種が増えつつある現状と、在来種への影響の懸念を紹介しました。
生物解説
アカザなど天竜川の絶滅危惧種の実態を解説
 この展示では、生き物を触って知ることを主体に、観察や体験のお手伝いをしました。
 姿を見ただけでは気持ち悪いと嫌がっていた子どもも、一度触って慣れると「かわいい」に変化していく様子は微笑ましく、「めったにない体験」との親御さんの声もありました。
触って体験
生き物を触って知ることが この展示のコンセプト
 この地域の独自の河川文化「ザザムシ」のヒゲナガカワトビケラ・カワゲラ数種・ヘビトンボも紹介しました。意外にも、ザザムシ文化の本場である伊那市の子どもたちのザザムシ認知度は低かったのですが、実物を手に取りつつ地域の独自文化を知っていただく機会になりました。
観察
川の生き物に興味津々の子ども達
 魚などの川の生き物とのふれあいは、天竜川に親しみ・天竜川を知ることの第一歩です。こうした体験が記憶に残り、やがて川への理解が深まっていくことを期待しています。
終始盛況
観覧者は途絶えることなく
 3年ぶりの開催は天気に恵まれ、多くの方に展示をご覧いただくことができました。今後も夏の水生生物調査や、地域イベントへの出展を通じて、流域のみなさまに天竜川を身近に感じていただけるよう工夫を凝らした活動を続けてまいります。



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