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天竜川上流ニュースレター 80号(2018/11/21)

下伊那道路・防災講演会

【会 場】シルクホテル(飯田市)
【日 時】11月2日(金)13:30〜17:00
【参加者】行政関係者、建設業関係者、測量設計コンサルタント関係者等、約300名

 長野県飯田建設事務所、下伊那土木振興会では毎年、行政・建設業関係者等を対象とした下伊那道路・防災講演会を実施しています。今年度の講演は、前半に飯田下伊那地方の道路事業の現状と道路の活用について、後半は災害対応や防災についての3演題4件の講演が行われました。
 当事務所からは、「防災に関する話題」として、西日本豪雨災害の初期対応としての支援活動の報告と、「語り継ぐ“濁流の子”プロジェクト」の取り組みを紹介しました。

ほぼ満席となった会場
ほぼ満席となった会場

 「防災に関する話題」の前半は、7月に発生した西日本豪雨災害において当事務所が派遣したTEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)による被災状況調査・高度技術指導・応急対策・土のう支援等の活動について紹介しました。



当事務所からTEC-FORCEの活動紹介
当事務所からTEC-FORCEの活動紹介

 後半は、当事務所長の進行で、「語り継ぐ“濁流の子”プロジェクト」を紹介しました。このプロジェクトは、三六災害の被災状況の写真や映像等の情報をWEB上で公開(語り継ぐ“濁流の子”アーカイブスhttp://lore.shinshu-u.ac.jp/)する取り組みです。過去の災害情報の散逸や記憶の風化を防ぐため、情報を集約し情報の伝承や災害教育などに役立てていただきたいという目的で信州大学附属図書館及び天竜川総合学習館かわらんべと共同で進めてきました。

語りつぐ濁流の子プロジェクトを紹介する当事務所長
語りつぐ濁流の子プロジェクトを紹介する当事務所長

信州大学附属図書館によるアーカイブスの説明
信州大学附属図書館によるアーカイブスの説明

 プロジェクト名の元となっている「濁流の子」という文集は、三六災害の被災者自身が体験談を綴った手書きの作文集で、発災から3年後に当時大学生だった碓田榮一氏が独力で編集・出版されたものです。
 今回は製作者の碓田さんにも登壇いただき、編集当時の経緯や苦労、この文集によせる想いについてお話をいただきました。

「濁流の子」製作者の碓田榮一氏
「濁流の子」製作者の碓田榮一氏

「濁流の子」の紹介
「濁流の子」の紹介

 碓田さんは、被災地の学校などに直接掛け合い三六災害に関する多数の作文を集め、手書きで原稿を書き起こし、ガリ版刷りにより500部を出版する作業をほぼ独力で行いました。
 この活動は、災害伝承の大切さの再認識が進む現代において、先駆的な取り組みとして見習うべき点が多いと、あらためて考えさせられます。

「濁流の子」初版本・復刻版も展示
「濁流の子」初版本・復刻版も展示

プロジェクト紹介パネル展示
プロジェクト紹介パネル展示

 なお、当日は、野田勝氏(国土交通省 道路局 環境安全・防災課長)の「道路行政を取り巻く最近の情勢について」と、谷川朋弘氏(長野県建設部長)の「長野県の建設行政の現状と課題」の講演も行われました。

野田勝氏「道路行政を取り巻く最近の情勢について」
野田勝氏「道路行政を取り巻く最近の情勢について」

長谷川朋弘氏「長野県の建設行政の現状と課題」
長谷川朋弘氏「長野県の建設行政の現状と課題」

国土交通省 中部地方整備局
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