笑顔、きらきら、天竜川。 天竜川上流河川事務所
サイトマップ
Google(ロゴ)
災害/防災情報 天竜川を利用する 洪水に備える 土砂災害に備える 天竜川流域を考える 事務所関連情報
トップページ > 事務所関連情報 > 事務所通信 > 天竜川上流ニュースレター 77号(2017/9/13)
天竜川上流ニュースレター 77号(2018/9/13)

天竜川上流水防連絡会

【委員会】諏訪・伊那・飯田圏域大規模減災協議会合同会議
【主 催】天竜川上流河川事務所
天竜川ダム統合管理事務所
天竜川上流水防連絡会
諏訪圏域大規模氾濫減災協議会
伊那圏域大規模氾濫減災協議会
飯田圏域大規模氾濫減災協議会
【場 所】松川町中央公民館えみりあ2階ホール
【日 時】8月27日(月)14:00〜16:00

 今回の会議は、7月豪雨により西日本各地で発生した浸水や土砂災害等の被害状況の報告とともに、天竜川流域の市町村におけるハザードマップの現状や周知状況について状況共有、意見交換することなどを目的とし、天竜川流域の市町村をはじめ、消防や警察、長野県、長野気象台など水防に関連する各種組織が一堂に会して行われました。


 まず、当事務所長:椎葉より、ごあいさつさせていただき、今回の7月豪雨によりハザードマップなど防災への取り組みが注目されるなかで、各市町村におけるハザードマップの作成・有効活用、そして浸透させることが求められていることや、このような豪雨等による被災は天竜川流域も他人事ではなく、いつでも起こり得ること、そして当事務所としても精力的に防災に取り組んでいくことをご紹介しました。


 また、長野県からも、豪雨被害に備えたハード対策に加え、ソフト対策も含めて水防災意識社会を形成するため、関係者との連携や対策実施を進めていきたいとの話がありました。

 引き続き、事務局からの資料説明により西日本における「平成30年7月豪雨」について、被災状況のほか、河川整備が効果を発揮した事例やTEC-FORCE(国土交通省による緊急災害対策派遣隊)の取り組みについて紹介しました。
 また、7月豪雨時の長野県内の状況について、短時間雨量については大きな数値であったものの積算雨量はさほどではなかったため、被害発生が免れたこと等を報告しました。
 また、洪水ハザードマップの課題や有用性についても、7月豪雨時における課題や新聞報道記事の紹介などから、洪水ハザードマップを住民等に周知し、如何に浸透させるかが重要な課題であること、ハザードマップを活用した避難所等の開設・運営にあたっての課題、そして水害ハザードマップ作成の手引きや作成支援ツール等について情報提供しました。特に、天竜川流域は土石流発生の可能性が高い地域であり、洪水とともに土砂災害のハザードマップの周知・活用が必要であることを紹介しました。
 また、長野県からも県が管理する河川の浸水想定図の作成状況について報告がありました。

 市町村のハザードマップの取り組み状況については、事例紹介として高森町や飯田市などの事例が紹介されたほか、参加した各市町村のハザードマップの作成状況や周知状況(配布や説明会等)の概要について報告がありました。


 最後に、「ダムによる洪水調整の仕組みと異常洪水時防災操作」、長野県の「減災協議会」や「タイムライン(防災行動計画)」、「大雨特別警報」について情報提供がありました。
 「ダムによる洪水調整の仕組みと異常洪水時防災操作」では、洪水前から洪水後までの間にダムが行う洪水調整の仕組みについて説明がありました。計画規模を超える異常洪水への対応については、流入量を上回る放流は決して行わないことが説明されました。
 また、タイムラインでは、長野県の管理河川ではこれからの対応であること、実際の水害に際して時間軸を考慮しつつ、どのような行動をとっていくのか参考になること等について紹介されました。大雨特別警報は「数十年に一度」の事態であり、かなり危険な状況であるとの理解が必要であることや、いったん発表された内容は、通常の警報・注意報と同様に随時更新されていることが紹介さました。

 天竜川上流河川事務所では、このような水防に関する情報提供を行いつつ、ハザードマップなど市町村の水防への取り組みを積極的に支援しています。また、現在、天竜川におけるタイムライン(防災行動計画)を関連市町村と連携しながら検討しており、今後もより一層、流域の防災の取り組みを進めてまいります。

国土交通省 中部地方整備局
天竜川上流河川事務所

〒399-4114
長野県駒ヶ根市上穂南7番10号

TEL
FAX
0265-81-6411
0265-81-6419
Copyright(C) 2006 天竜川上流河川事務所