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天竜川上流ニュースレター 72号(2018/7/6)

平成30年度砂防地すべり現場見学会:上村小学校(飯田市上村)

【講  師】天竜川上流河川事務所砂防調査課、遠山川砂防出張所、株式会社ヤマウラ
【場  所】上村小学校、ツベタ沢砂防堰堤工事現場
【日  時】平成30年6月28日 9:00〜11:30
【参加者】上村小学校児童9名と先生方


 上村小学校児童のみなさんに参加いただき砂防現場見学会を開催しました。校内で砂防事業を学んだあと、学校の近くで砂防堰堤の工事をしているツベタ沢に移動して工事の状況を見学するとともに、工事で使われる建設機械の操作体験を行いました。

〇砂防事業の学習
 まず遠山川砂防出張所長よりあいさつを差し上げ、本日の予定や土砂災害や防災力を高めることについて簡単にお話ししました。引き続き、砂防調査課の職員より砂防学習用の映像資料やパンフレットを使って砂防事業についての学習を行いました。このなかでは、私たちが住む伊那谷は土砂災害の起きやすい場所で、昭和36年の大雨では三六災害と呼ばれる大きな災害があったことを説明しました。また、このような被害を防ぐため、砂防事業が進められ土砂災害を防いていることを紹介しました。参加したみなさんからは、上村で起きた地震や土石流による被害や、砂防堰堤の数やつくるために必要な時間などの質問がありました。このほか、飯田市の防災ハザードマップで上村小学校や自分の家がどのような場所になるのかを調べました。

砂防事業について室内で学習
砂防事業について室内で学習

解りやすい映像資料で砂防の必要性を学ぶ
解りやすい映像資料で砂防の必要性を学ぶ

〇ツベタ沢砂防堰堤工事現場での見学と体験
 上村小学校での学習のあと、マイクロバスでツベタ沢の工事現場に移動し、遠山川砂防出張所長より平成22年7月に起こったツベタ沢の土砂災害の状況や工事の内容・進み具合について説明しました。この後、重機体験等の注意事項の説明があり、3班に分かれて、重機体験(バックホウ、高所作業車)、ドローン操作体験を行いました。
 砂防工事を身近に感じていただく目的でのバックホウの操作体験や、高所作業車を使って砂防堰堤の全体像を知る体験のほか、ドローンの操縦や写真撮影を通じてドローンの現場での役割を紹介しました。普段は、なかなか体験できないことであり、緊張しつつも楽しく体験している様子でした。現場見学の最後にはドローンからの記念写真を撮影しました。

ツベタ沢砂防堰堤工事現場での見学と体験
ツベタ沢砂防堰堤工事現場での見学と体験

重機体験でバックホウを操作
重機体験でバックホウを操作

高所作業車から砂防堰堤工事現場を見学
高所作業車から砂防堰堤工事現場を見学

ドローンを操作しての写真撮影で記念撮影
ドローンを操作しての写真撮影で記念撮影

〇砂防見学のおさらい
 工事現場の見学のあと、小学校に戻り、学習や見学のおさらいをしました。児童のみなさんからは「現場でいろんな体験ができ楽しかった」、「災害の怖さもわかり防災の大切さがわかった」、「大きなバックホウに乗ることができてよかった」などの感想がありました。また、校長先生からは、「自分たちが中央構造線という土砂災害が起きやすい場所にすんでいることや、多くの人たちが作業事業に関わっていて防災に取り組んでいることがわかりましたね」と、活動のまとめの講話がありました。

砂防見学のおさらいの様子
砂防見学のおさらいの様子

 当日は雨が心配されましたが、幸い雨も降らず、見学会を予定通り進めることができました。上村小学校ではESD(持続可能な教育)を進めており、その中で防災にも関心があるとのことでした。
 天竜川上流河川事務所では、災害から地域の皆さんの生命や財産を守るため砂防事業を進めていますが、今回のような体験学習などを通した防災意識の向上等にも努めてまいります。

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