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天竜川上流ニュースレター 66号(2017/8/5)
【会 場】駒ヶ根高原砂防フィールドミュージアム 太田切川こまくさ橋下流及びアルプス体験館
【日 時】平成29年8月5日(土) 9:00〜12:00
【参 加 者】子ども18名(他に未就学児2名) 大人18名
夏休み親子自然体験として、駒ヶ根高原砂防フィールドミュージアム内の太田切川において「太田切の図鑑づくり」を実施しました。このイベントは太田切川で水生生物や石を採集し、自分たちで撮影した写真を貼ったり絵を描いて、自分だけの図鑑を作るという企画です。太田切川での野外体験や室内活動を通して、駒ヶ根高原や背後にそびえる中央アルプスの雄大な景観から足元の河原の石に至るまで、渓流環境の全体像を改めてみつめ直すことで、砂防河川と人との関わりに気づく導入とすることをねらいとしました。 最初に体験館でスタッフ及び石の講師の下平先生の説明を聞き、川原では川虫の採り方や石の特徴について説明がありました。
イベント全体の流れの説明
川虫のとり方の説明
下平先生による石の説明
参加者は低学年が13名、高学年が5名で、低学年が多いイベントとなりましたが、高学年の参加者は腰まで水に浸かって川の中を歩く子も現れ、みんな徐々に水に慣れ、歓声をあげながら親子で楽しんでいる様子でした。
親も子も夢中になって採集しました
採集できた川虫は、川原で同じ仲間に分けて写真を撮影しました。慣れない作業で戸惑っていた参加者たちも、小さな川虫たちに愛着がわいてくるようで、親子で相談しながら写真を撮っていました。
形や模様が似たもの同士に分けます
写真撮影も真剣
きれいに撮影できたヒラタカゲロウの仲間
体験館では撮影した写真をプリントアウトし、分類表を見ながら種名を探し、参加者オリジナルの図鑑を作成しました。写真を貼るより絵を描くことに夢中になる子どもたちも多く、下平先生に教えていただいたガーネット(ザクロ石)の絵を描く子もいました。
採集と同じくらい図鑑作りに集中しました
丁寧に虫のスケッチをしている参加者
石のことは何でも下平先生が答えてくれました
ガーネット(ザクロ石)の絵
さいごに、下平先生より太田切川にある石の歴史について説明していただきました。当事務所からは、水生生物から知る水質の話や床固工など砂防施設について紹介しました。参加者は今日の体験のことを振り返りながら、これらの話を興味深く聞いている様子でした。
夏休みに楽しんだ太田切川の川虫や石のことがキッカケとなって、いつしか、暮らしを守る砂防を考えることへの発展を願い、こうした体験活動を今後も継続していきます。
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