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天竜川上流ニュースレター 63号(2017/7/31)

天竜川上流水生生物調査

【取材会場】駒ヶ根市 駒見大橋付近
【日  時】平成29年7月31日(月) 9:30〜11:30
【参 加 者】80名(大人29名、小人51名)


 当事務所では、川にすむ生物を調べながら身近な川の水質を知っていただくことを目的に、天竜川や支川での水生生物調査を毎年開催しています。今年度はインターネットによる参加申し込みを導入し、多くの方に気軽に参加していただけるようになりました。12会場のうち827日(日)の伊那市青島会場については、早々に定員締切となるほどで、その関心の高さがうかがえます。昭和59年から34年間も続いている夏休みの恒例イベントとして、天竜川流域の子供たちに定着してきました。

 今回は、7月31日(月)に行った天竜川の駒見大橋地点(駒ヶ根市)での調査の様子を紹介します。
調査に先だち、調査の方法や安全管理上の注意点の説明がありました。その後、ライフジャケット(救命胴衣)を着て、班ごとに水生生物の採集を開始しました。


調査地点の天竜川駒見大橋(駒ヶ根市)
調査地点の天竜川駒見大橋(駒ヶ根市)

 最初は水辺を危なげに歩いていた子供たちも、徐々に水に慣れ、大人も一緒になって水生生物の採集に熱中しているようでした。













親子・友だちと楽しそうに水生生物採集


 30分ほどの採集ののち、川原で各班に分かれ、種類ごとに分類して生物の名前を調べ、水質指標生物の匹数を数えました。

採集した水生生物
採集した水生生物
姿が似たグループに分けていきます。


トビケラ幼虫が巣から頭を出している様子を興味深げに覗き込む子供たち
トビケラ幼虫が巣から頭を出している様子を興味深げに覗き込む子供たち


 班の結果が整理できたところで、参加者全員で調査結果を確認しました。見つかった水質指標生物では、ヒラタカゲロウ類、ナガレトビケラ類などの『きれいな水』の生物が多く、水質判定の結果は『きれいな水』となりました。その他の生きものとしては、子供たちに人気のタイコウチやコオイムシなどや、魚のアカザやヨシノボリ類なども見つかりました。
 さいごに、この生物たちが安心してすみ続けていけるように、私たちにできる水質保全の行動も呼びかけました。今回の水生生物調査が、川の生物や水質を知ることだけでなく、川に親しみ、川を身近に感じ、川を守る大切さについても考える機会になったとしたら、それはとても嬉しいことです。

調査結果をみんなで確認
調査結果をみんなで確認

「わたしたちにできること」
「わたしたちにできること」
川にゴミを捨てない、台所で油を流さないなど普段の生活の中でも川の水質を守ることができます


 今年の調査の速報や結果は当事務所ホームページに随時掲載しています。調査風景の写真も掲載していますので夏の思い出として活用ください。また、来年の夏休みにも調査を予定しています。参加して楽しかった人、参加できなかったけど興味がある人、自由研究にやってみたい人など、みなさんのご参加をお待ちしています。

参加者のみなさん
参加者のみなさん

国土交通省 中部地方整備局
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