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天竜川上流ニュースレター 57号(2016/8/23)
【取材会場】伊那市 平成大橋付近
【日 時】8月5日(金)9:30〜11:30
【参 加 者】60名(大人29名、小人31名)
天竜川上流河川事務所では、川にすむ生物を調べながら身近な川の水質を知っていただくことを目的に、天竜川や支川での水生生物調査を毎年開催しています。夏休み期間中の子供を主な対象としていますが、今年は参加への関心がとても高く、例年の3倍ほど(約600人)に迫る応募がありました。
天竜川上流部の12会場で実施している調査のうち、ここでは8月5日(金)に行った天竜川の平成大橋(伊那市)付近における調査の様子をご紹介します。
調査に先だち、調査の方法や安全管理上の注意点の説明がありました。その後、ライフジャケット(救命胴衣)を着て、班ごとに水生生物の採集を開始しました。川に入ると、子ども達からは「冷たい!」「ぬるぬるして滑る!」といった歓声があがりました。最初はおそるおそる網ですくったり、石をひっくり返したりしていた子ども達ですが、時間がたつにつれて虫の取り方も上達していきました。
川の生き物への興味を持つことが、川を知ることへの近道です。
採集した水生生物は、見わけ図などの資料や職員の指導を受けながら名前を調べ、種類ごとに分類して数を数えました。見つかった水質指標生物では、ヒラタカゲロウ類、ナガレトビケラなどの『きれいな水』やヒラタドロムシ類などの『ややきれいな水』の生物が多く、水質判定の結果は『きれいな水』となりました。
そのほかの生き物としては、伊那谷名物のザザムシとして利用されているヒゲナガカワトビケラが多く採集されたほか、子ども達からの人気が高いコオイムシやタイコウチ、魚ではアカザ、ヨシノボリ類なども採集されました。
当日は快晴でとても暑い日となりましたが、参加者のみなさんには天竜川にすむ生物や水質の様子について楽しみながら学んでもらうことができました。
この調査は、今年で33回目の開催となります。近年の調査では、天竜川のほとんどの地点が『きれいな水』と判定されています。天竜川上流河川事務所では、この『きれいな水』の判定結果が今後も継続するよう天竜川の水質保全に努めていきます。
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