笑顔、きらきら、天竜川。 天竜川上流河川事務所
サイトマップ
Google(ロゴ)
災害/防災情報 天竜川を利用する 洪水に備える 土砂災害に備える 天竜川流域を考える 事務所関連情報
トップページ > 事務所関連情報 > 事務所通信 > 天竜川上流ニュースレター 56号(2016/8/23)
天竜川上流ニュースレター 56号(2016/8/23)

天竜川流域帰化植物駆除活動

【主    催】@特定非営利活動法人 天竜川ゆめ会議「天竜川流域侵略植物駆除7.31大作戦」実行委員会
        A三峰川みらい会議
【場    所】@駒ヶ根市「水辺の楽校」(新宮川合流点)
        A伊那市榛原河川公園上流(三峰川)
【日    時】7月31日(日)7:00〜10:00


 長野県では、7月の最終日曜日を特定外来種であるアレチウリの「駆除全県統一行動日」と定めており、7月31日、天竜川流域においても各所でアレチウリの駆除活動が行われました。
ここでは、駒ヶ根市「水辺の楽校」(新宮川合流点)及び伊那市榛原河川公園上流(三峰川)で行われた活動について紹介します。

 駒ヶ根市の「水辺の楽校」周辺では、河川協力団体であるNPO 法人天竜川ゆめ会議の主催により「天竜川流域侵略植物駆除 7.31 大作戦」が行われ、一般の参加者とスタッフ合わせて31 名が作業に参加しました。
 開会式では、熱中症対策やハチ対策など、安全面についての注意喚起があった後、駆除作業場所の説明が行われました。
 今回の駆除作業は、一昨年・昨年に引き続き、水辺の楽校付近の県道沿いの法面を中心に行われました。ここでの駆除活動は、今年で3年目になります。一般の参加者も、すでに複数回参加されている方が多く、慣れた手つきで駆除作業場所である落石防止ネットの内側や道路下法面に広がったアレチウリを地面から引きはがし、抜き取っていきました。作業場所の中でも、特にアレチウリが多く法面全体を覆っていた場所では、アレチウリを抜いた後は裸地となっており、他の植物を駆逐するアレチウリの繁殖力の強さを物語っていました。
 当日は、天候不良も心配されていましたが、大変良い天気に恵まれました。時間とともに気温も上昇したため、適宜給水等の呼びかけが行われながら順調に作業は進められ、予定より早く終了しました。

開会式の様子

開会式の様子

落石防止ネット内側での駆除の様子

落石防止ネット内側での駆除の様子

作業後の法面の様子

作業後の法面の様子

 また、三峰川の榛原河川公園周辺では、三峰川みらい会議の呼びかけによりアレチウリの駆除活動が行われました。
 三峰川みらい会議の駆除活動は、今年で18回目となります。現在では、アレチウリの駆除活動は天竜川水系にとどまらず長野県下で広く行われていますが、三峰川みらい会議の駆除活動が始められた頃は、アレチウリによる生態系への影響に対して関心が低い状況でした。
 アレチウリへの関心を高め、駆除活動に多くの方が参加していただけるよう、最初の頃は多方面に呼びかけを行い、駆除したアレチウリのツルの長さを競う大会、大きな鍋での炊き出し、アレチウリを天ぷらにした試食会、アレチウリ駆除インストラクター養成講座など、様々な企画・工夫が考えられました。そして現在では、各地域で駆除活動が始められたことを受けて、三峰川みらい会議では会議のメンバーを中心とした駆除活動を続けています。
 今回も、太い根から小さい根まで少しでも多くのアレチウリの根を探し、根こそぎ駆除しようと会議のメンバーと地元有志(10数名)が集まり、朝方の日差しが徐々に強くなる中で1時間半ほど丁寧にアレチウリの長いツルの根元を探して抜根しました。
 アレチウリは繁殖力が大変に旺盛なことで知られる特定外来生物ですが、抜根することにより長く伸びたアレチウリが枯れて種子もできなくなくなり、継続して駆除作業を進めることで効果が現れると言われています。実際に今回実施した場所でも、昨年度に比べると少し減少したように見える場所もありました。
 今後も、当事務所では河川協力団体をはじめとする地域の皆さまによる外来種駆除などの河川環境保全活動をサポートしていきます。

三峰川におけるアレチウリ駆除の様子

三峰川におけるアレチウリ駆除の様子

国土交通省 中部地方整備局
天竜川上流河川事務所

〒399-4114
長野県駒ヶ根市上穂南7番10号

TEL
FAX
0265-81-6411
0265-81-6419
Copyright(C) 2006 天竜川上流河川事務所