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天竜川上流ニュースレター 47号(2015/10/6)

キャンプ砂防・就業体験実習

【主    催】天竜川上流河川事務所
【場    所】天竜川上流河川事務所管内
        (美和ダム周辺、与田切川・太田切川周辺)
【日    時】8月25日(火)9:00〜17:00
【参加者数】日本大学生1名、金沢工業大学生1名、飯田OIDE長姫高校生2名


 中部地方整備局では、技術系(土木、建築、機械、電気等)の学生・生徒を対象に、国土交通省が実施する事業や社会インフラの役割について理解を深めてもらうとともに、業務や現場での仕事の体験を通して、将来の進路選択や普段の学習意欲向上等を目的とした実習生の受入を実施しています。天竜川上流河川事務所でも、毎年、大学生や高校生を対象として職場体験実習生を受け入れています。今年度は、大学生2名と高校生2名の参加により8月24日(月)〜28日(金)の日程で実施した体験実習のうち、8月25日(火)のダム維持管理や砂防事業の実習についてご紹介します。

【美和ダムの現場見学】
 美和ダムは、天竜川の支川である三峰川上流に位置する洪水調整、発電、かんがい等の多目的な役割を持つダムです。昭和34年に完成して以降、土砂の堆砂が進んだため、洪水時に細かな土砂をダム下流へバイパスする土砂バイパストンネル等による堆砂対策が実施されています。
 学生達は、室内にて、美和ダムの役割や維持管理等に関する講習を受けた後、美和ダムの土砂バイパストンネルや上流に位置する分派堰等を見学しました。通常は見ることができない土砂バイパストンネル(長さ4.3km)の中を車で移動して見学する貴重な体験もできました。

美和ダムの維持管理に関する座学実習

美和ダムの維持管理に関する座学実習

土砂バイパストンネル上流側(分派堰)の様子

土砂バイパストンネル上流側(分派堰)の様子

土砂バイパストンネル内の様子

土砂バイパストンネル内の様子

【砂防事業地の現場見学】
 午後は、与田切川と太田切川における砂防事業の現場を見学しました。
 与田切川では、鋼製セルダム群や大型の砂防堰堤などの様々な形状の砂防施設と発電所の取水口を見学し、河川上流から流出する土砂から下流に住む人たちを守るための砂防事業について理解を深めてもらうことができました。
 太田切川(黒川)では、施工中の砂防堰堤にて、安全管理に十分注意しながら行われている工事の様子を見学するとともに、工事で重要となる岩の堅さを判定する作業を体験しました。学生たちは、実際の岩掘削現場においてハンマーで岩をたたいて岩質を確認したり、判定機(ロックシュミットハンマー)を使用しての実習にも挑戦しました。

厚い鋼鉄板が張り付けられた珍しい構造の発電所取水口
厚い鋼鉄板が張り付けられた珍しい構造の発電所取水口

与田切川上流の鋼製セルダム群
与田切川上流の鋼製セルダム群

堤高40mもある飯島第6砂防堰堤を見学
堤高40mもある飯島第6砂防堰堤を見学

砂防堰堤の工事内容や安全管理について講習
砂防堰堤の工事内容や安全管理について講習

砂防堰堤の工事現場の見学
砂防堰堤の工事現場の見学

ロックシュミットハンマーによる岩判定の実習
ロックシュミットハンマーによる岩判定の実習

 体験実習生たちにはダム管理や砂防事業の現場を直接体験していただき、その重要性を理解いただくとともに、事業や現場のスケールの大きさを感じてもらうことが出来ました。
 参加いただいた学生の皆さんには、今回の体験を糧として土木技術者への道をさらに前進していただき、将来の土木事業を担う存在としてご活躍いただくよう期待しております。

国土交通省 中部地方整備局
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