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天竜川上流ニュースレター 38号(2014/12/19)

河川協力団体 現地視察と意見交換会

【会場】アクアプラザながら〜藤前干潟〜みずとぴぁ庄内〜小田井等
【日時】平成26年11月27日(木) 8:00〜18:30
【意見交換会出席者】26名

 中部地方整備局管内で18の河川協力団体が指定され半年が経過しました。各団体は河川協力団体として活動を始めていますが、今後の活動の参考となるように天竜川上流部、庄内川下流部の河川協力団体の意見交換会と「環境」をキーワードとした現地視察を開催しました。
 初冬の快晴の日、最初の訪問地である長良川河口堰に併設された「アクアプラザながら」では、長良川の水害の歴史と、治水・利水の取り組みを学び、堰の左岸に設けられた魚道見学室と堰の上部から「呼び水式魚道」と「ロック式魚道」を見ながら、アユなどの魚類の遡上・降河に配慮した魚道管理の様子を観察しました。

【アクアプラザながら】に到着

【アクアプラザながら】に到着

伊勢湾台風被害や塩害対策について館内展示を見学

伊勢湾台風被害や塩害対策について館内展示を見学

長良川河口堰では魚道も見学

長良川河口堰では魚道も見学

 湾岸長島PAで昼食をとった後、庄内川と新川の河口部の「藤前干潟」の背割堤防で「藤前干潟クリーン大作戦実行委員会」の坂野実行委員長に現地をご案内いただき、会の活動についてお聞きしました。渡り鳥の中継地である湿地の環境保全のために1900人規模で開催するクリーン大作戦によって、以前よりゴミの量が減少したとのことで、当日もその様子が確認できました。

ラムサール条約湿地の【藤前干潟】

ラムサール条約湿地の【藤前干潟】

干潟に臨みクリーン大作戦について聞き入る

干潟に臨みクリーン大作戦について聞き入る

 庄内川を北上し「みずとぴぁ庄内」で河川協力団体の意見交換会を行いました。参加いただいた庄内川流域の5団体の取り組みをお聞きした後、両流域団体の意見が交わされました。中でも河川域に繁茂する外来植物は両流域とも共通の課題となっており、庄内川ではH24年の増水で外来種が一気に広がったことと、在来種保全活動としてのカワラナデシコ移殖の取り組みについて紹介いただきました。関連して、外来種駆除には流域の広さや、会員の高齢化、活動を維持するための費用面に課題があることが、双方の流域参加者から指摘がありました。
 事務局からは、これまで通り地域との連携を深めつつ、団体の活動のさらなる活性化には企業の参加がキーになる旨の提言がありました。

【みずとぴぁ庄内】で意見交換会

【みずとぴぁ庄内】で意見交換会

【みずとぴぁ庄内】は都市の中の自然豊かな水辺空間

【みずとぴぁ庄内】は都市の中の自然豊かな水辺空間

 上下流部の違いはありますが、短い時間の中、意見交換会を通して河川の外来植物、将来の担い手や活動費など各団体に共通する悩みや課題も知ることができ、今後、活動の歩みを進めて行く上で実りある意見交換となりました。また、閉会後には「次回は天竜川で」との言葉も聞こえ、団体間の横のつながりを構築できたのも今回の大きな成果と言えます。
 さいごに、両流域の河川協力団体のみなさんには平日のお忙しい中、ご参加いただき、感謝するとともに、この制度をうまく活用していただけるように少しでも工夫できればと考えています。

夕日に染まる庄内川をバックに参加者一同

夕日に染まる庄内川をバックに参加者一同

*河川協力団体
平成25年6月に公布された「水防法及び河川法の一部を改正する法律」において、『河川協力団体制度』が創設されました。これは、自発的に河川の維持、河川環境の保全等に関する活動を行うNPO等の民間団体を支援する制度で、申請のあった団体の中から、その資質、能力等を審査の上、河川協力団体に指定します。天竜川水系ではH25年度に5団体が指定されました。

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