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天竜川上流ニュースレター 23号(2013/7/19)
天竜川水辺の自然観察会 〜川の生きもの観察(魚とり)と外来植物駆除体験〜
【講 師】大原均先生(松川青年の家)
【場 所】松川町元大島地先天竜川
【日 時】平成25年7月7日(日) 13:00〜15:00
【参加者】26名
天竜川上流河川事務所では平成20年度より、川の本来の姿(石のごろごろした見通しの良い河原)を取り戻すため、三峰川下流部と天竜川元大島地区にて【自然再生事業】を行っています。天竜川元大島地区では数年前から地元のみなさんと外来植物駆除活動を継続しておりますが、今回、7月7日【川の日】に26名の一般参加者により、川のいきもの観察と外来植物駆除体験を行いました。
全体のスケジュールと注意事項のあと、河原に特徴的な植物を観察しました。カワラサイコやカワラヨモギなど、名前に「カワラ」が付く植物は、河原によく見られる植物です。あわせて、今回の駆除対象のオオキンケイギクについても学習しました。
次は川に入る準備をして野岩川で川の生きもの観察です。前日までの雨で水かさが少し増していましたが、講師の大原先生から魚のとり方を教えてもらい、様々な魚や水生昆虫を見つけることができました。
とった生きものはみんなで種類ごとにわけて、大原先生の説明を聞きました。魚では、カワムツ、ドジョウ、フナなどがたくさんとれました。その他の水生生物では、トンボのヤゴがたくさん見つかり、ヘビトンボ、コオイムシ、オタマジャクシなども確認できました。
体験会では、外来植物のオオキンケイギクを駆除するための抜き取り作業を行いました。作業前に、駆除対象のオオキンケイギクが他の植物に与える害と、駆除の方法・場所を説明しました。
途中で雨が降ってくるまでの短時間の作業でしたが、参加者のみなさんの頑張りで、河原に生育する貴重な植物を保全するための試験地の周りはずいぶんきれいになりました。また、抜き取ったオオキンケイギクを入れた袋がいくつも集まり、作業の成果が目に見えました。
「天竜川水辺の自然観察」は、地域の河川環境の現状を知っていただく活動として定着してきております。今後も多くの方にご参加いただき、地域の河川環境保全活動の広がりに結びつくことを願っております。
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