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天竜川上流ニュースレター 22号(2013/7/19)

平成25年度 天竜川上流砂防現場見学会

【講  師】国土交通省天竜川上流河川事務所砂防調査課、
      飯島砂防出張所、丸福久保田組
【場  所】与田切本郷 砂防工事現場
【日  時】平成25年7月4日(木) 9:30〜12:00
【参加者】東伊那小学校 4年生25名と担任

 天竜川上流域の支川は、日本の中でも有数の急流河川であり、大量の土砂が発生します。伊那谷では、「三六災害」をはじめとして、たびたび土砂災害に見舞われてきました。天竜川上流河川事務所では、このような土砂災害に備え、【被害の防止、防災知識の普及、警戒避難体制の整備】を推進しています。今回は、防災知識の普及として、小学生を対象とした「天竜川上流砂防現場見学会」を開催しました。

会場全体の様子

会場全体の様子

 今回は、駒ヶ根市東伊那小学校4年生25名のみなさんが、社会科の「私たちの生活を守る人たち」の校外学習として参加してくれました。
 見学の場所は、飯島町本郷の与田切川に建設中の床固工です。見学会では、工事中の様子や測量体験、土石流実験、作業重機見学などを行いました。

 見学に入る前に飯島砂防出張所長より、砂防施設の役割と防災への心構えについて説明しました。工事を担当する業者さんからは、床固工事の進め方についての説明がありました。

砂防や防災について説明

砂防や防災について説明

 工事現場を見学する際の注意事項のあと、全員がヘルメットをかぶって現場見学に出発しました。最初は、コンクリートを打つため型枠を組立てている堤体や、すでに完成して水が流れている床固工を見学しました。続いて3班に分かれ、体験コーナーを順番に回ります。

工事現場見学

工事現場見学

 【測量機械体験】では、最新鋭のトランシットを使って、5mの距離を当てる体験を行いました。ミリ単位で5mに近づくのですが、なかなかピッタリにはいきません。みんな苦労していました。

測量機械体験

測量機械体験

 【床固工の模型実験】では、実験水路に床固工がある場合と無い場合をつくり、水を流して土砂が流れ出る様子を実演しました。土砂に見立てた砂の量を比べると、床固工のある水路では流れ出る砂が少なく、流れる砂粒も小さいなど効果がはっきりと分かりました。水によって崩れる砂も少なく、渓岸の保全にも役立っていることも確認できました。

床固工の模型実験

床固工の模型実験

 【作業重機見学】では、バックホウの見学と乗車体験を行いました。重機で石を掘り出すところを間近で見る体験ができ、人間の力ではとても持ち上がらないものを簡単に動かす力の強さに驚いている様子でした。

作業重機見学

作業重機見学

 朝から小雨で肌寒い天気でしたが、途中から雨も上がり、プログラムを滞りなく進めることができました。砂防施設の役割である、災害から地域住民の生命や土地や建物などの財産を守ることを今回の体験学習を通じて実感いただけたようです。
 天竜川上流河川事務所では、今後も砂防現場見学会などを通じて、土砂災害の被害の防止や防災知識の普及啓発に努めて参ります。

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