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天竜川上流ニュースレター 15号(2012/11/12)
【講師】大原均先生(松川青年の家)
【場所】松川町元大島地先天竜川
【日時】平成24年10月28日(日) 9:00〜12:00
このイベントは、松川青年の家が主催する「松川プログラム」のひとつと位置づけられ、今年度75回予定されているうちの46回目となります。
今回の観察会は、天竜川の元大島地区(松川町)で「秋の生物観察」として、野鳥の観察、ツツザキヤマジノギクの開花の観察とモニタリングが行われました。
松川青年の家に集合し、スケジュールの説明を受けたあと、車に分乗して天竜川へ移動しました。朝から小雨の降るあいにくの天気でしたが、観察会中はちょうど雨もやみ、河原の鳥や植物を観察することができました。
双眼鏡を参加者それぞれ首に下げ、まずは野鳥の観察から開始です。観察結果の記録方法として、今回は25マスのビンゴを作成し、見つけることのできた野鳥にマルをつけていきました。
観察できた野鳥は、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ノスリ、トビ、ダイサギ、ヒヨドリ、モズ、カルガモ、カワラヒワ、ジョウビタキ、カシラダカ、ハクセキレイ、アトリなど、一年中河原や里にいる鳥や秋から冬に渡ってくる鳥が観察できました。お目当てのカワセミに会うことができなかったのは残念でしたが、鳥の姿や鳴声で見分ける方法を学ぶことができました。
鳥の観察をしながら、ツツジザキヤマジノギクの観察も行いました。このツツザキヤマジノギクは、伊那谷南部にのみ分布する貴重な野生植物です。ちょうど花が見頃となっており、たくさんの花を観察することができました。花びらは筒状になったものから、普通のへら形の花びらまでいろいろな種類がありました。
モニタリングでは、ツツザキヤマジノギクの株の数を数える体験をしました。たくさん生えている場所では、どこまで数えたか分からなくなってしまい、参加者の皆さんは苦労しているようでした。最近増えているオオキンケイギクなど大型の植物により、ツツザキヤマジノギクの生育しやすい場所は減っているそうです。
観察会の最後には、朝からの観察で覚えた鳥のテストが先生から出されました。見分けられる野鳥の種類も増え、ツツザキヤマジノギクのモニタリングの体験もできて有意義な1日となりました。
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