河川の仕事のあらまし
やすらぎ・憩いの場として親しまれる川は、
時に暴れ川になることも。
川をしっかりと管理し、地域を守ります。
主な仕事は、治水・利水・環境・管理・防災の5つです。
私たち三重河川国道事務所は、県内の4つの河川の管理や改修・維持修繕の仕事を行っています。
河川は、普段は穏やかに流れ、さまざまな植物や動物が生息し、河原は人びとの憩いの場として親しまれていますが、台風や大雨の際は、氾濫して人びとの安全を脅かすことがあります。そのため、台風や大雨の際には事務所の多くの職員が集まり、昼夜を通して水位監視や現地確認を行っております。また氾濫の危険がある場合には、他の行政機関と情報交換を図りながら、流域の皆さまに情報を提供しております。通常は、災害を防ぐために河川や堤防の改修事業を行い、災害が起こったときは破損箇所を速やかに復旧する仕事をしています。
こうした治水・利水・環境・管理・防災事業のほか、河川をきれいに保つための監視や清掃や自然環境保全・再生の仕事にも力を入れています。
【管内図】

【四河川諸元表】
水系名 | 幹線流路延長 (km) |
河川延長 (km) |
流域面積 (km2) |
---|---|---|---|
( )内は直轄管理河川(109水系)の全国順位 | |||
鈴鹿川 | 38 (101位) |
246.3 (80位) |
323 (102位) |
雲出川 | 55 (91位) |
256.7 (77位) |
550 (86位) |
櫛田川 | 87 (58位) |
237.6 (81位) |
436 (97位) |
宮川 | 91 (55位) |
305.3 (68位) |
920 (69位) |
これまで行ってきたこと・これから取り組んで行くこと
■河川改修事業
堤防整備や洪水が流下できる容量を確保するための掘削などを行う事業です。

■維持管理事業
堤防や護岸の異常の把握、日常的に河川が利用されている中での危険箇所の調査・改善などのためにパトロールを定期的に実施し、また河川使用にあたる許認可事務の手続きなど、幅広い業務を実施しております。

■災害復旧事業
鈴鹿川、雲出川、櫛田川、宮川の四川において、台風や大雨等により、浸食(堤防や護岸が削られる状態)や漏水(堤防や地面から水が勢いよく噴き出している状態)等が発生した場合に、速やかに復旧対策を行う事業です。
■環境事業
鈴鹿川、雲出川、櫛田川、宮川の四川における河川環境保全のための水質や、自然環境の調査(魚類、植物など)を行っています。また、櫛田川では平成25年度から自然再生事業に、宮川では平成26年度から水辺整備事業に着手しています。