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お浅間さんの愛称で人々に親しまれている浅間大社は、富士宮市中心部にある象徴的な存在です。正式名称は、富士山本宮浅間大社といい、日本全国に1300余りある浅間神社のなかでも総本宮として位
置づけられています。 大同元年(西暦806年)、征夷大将軍の坂上田村麻呂によって、富士宮市山宮の浅間神社から現在の場所に移されて、ちょうど今年が1200年にあたります。もともと昔からあった山宮の浅間神社に対して、現在の浅間大社が里宮にあたります。 春と秋に神様が山宮と里宮を行き来し、それが山宮御神幸と呼ばれ、山宮と里宮は密接な関係を保ち現在に至っています。 かつて、富士山の聖地といわれた山宮浅間神社ですが、社殿は無く、そこには石組みの祭壇があり、その昔、富士山を拝んだ遙拝場としての姿を今にとどめています。そこには歴史を守り続ける人々の思いが感じ取れ、そしてそれを今にひっそりと伝えるこのような聖地は、奥深い魅力と歴史の重みを感じさせます。 今年御鎮座千二百年をむかえた浅間大社の本殿と拝殿は、幣殿により結ばれていて、二層から成る本殿の上層は高欄付の回り縁をめぐらした楼閣風の建物で、この建築様式を浅間造りといいます。 本殿は明治40年(西暦1907年)に国の重要文化財に指定されています。また、今春には本殿と10数棟の保存修理も完成し、その姿は一段と輝きを増しています。 富士山本宮浅間大社では、1200年を記念して、10月27日(金)~29日(日)に御鎮座千二百年記念奉祝祭が盛大にとり行われる予定です。 |
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