山部会の主な成果

山部会の活動進捗報告 

【主な成果】
 山部会では、「人と山村」「森林」を課題として挙げ、現在は「山村再生担い手づくり事例集」、「矢作川流域山村ミーティング」、「矢作川流域森づくりガイドライン」、「矢作川流域木づかいガイドライン」の4つのテーマについて取り組んでいます。

○取材先として山以外に、川・海の団体を選定し、流域圏一体化に向けたきっかけ作りを行った。
○山村再生担い手づくり事例集は、3ヶ年で計64活動団体を取材し、各年の成果をそれぞれ事例集Ⅰ,Ⅱ,Ⅲとして出版した。→「山村再生担い手づくり事例集」へ
山・川・海の部会の枠を越えた連携により、取材・編集が行われた。
○過去の取材者が取材される立場になったり、取材者と取材先が新たなイベントを開催したり、新たな人間関係が生まれた。

天下杉による慰問の様子
(売木村)

日近太鼓が主催する太鼓フェスティバル(岡崎市)

 

 

○WGにおいて、関連する他団体の活動等に関する情報共有を行った。
○ 「各地域で実施されている活動と連携しながらできるところから進めていく」という年度初めの目標に対し、持ち回りで行われる山部会の会議に地元団体が出席した。
○矢作川流域圏の規模が大きいこと、雇用主と被用者および林業従事者とボランティアの価値観が異なること、といった理由から、きこりに絞ったイベントの開催は難しいという認識を共有した。
○豊田足助地区のもみじ祭りを山村ミーティングに活用できないかという意見が挙がった。

回覧された中川町
第2回きこり祭りのチラシ

 

 

○森づくりガイドラインをよりよく理解するための「矢作川流域圏の森づくり」が行われ、メンバー間での情報共有を行うことができた。
○流域圏として統一性のある森林管理を行うためのガイドラインの作成を行っている。
○流域の県・市村から森づくりの事例および間伐面積の情報収集(現地視察含む)を行い、現状と課題を明らかにした。
○流域の特徴的な森林と巨木・並木について、WGで意見交換を実施し、選定作業を行った。所在地については、マップに表示し見える化を進めている。 →「矢作川流域圏主な森林巨木」へ

○ガイドライン作成に向けてWGの場でブレーンストーミングを行い、活発な意見交換ができた。
○ 「矢作川の森の恵みが中下流・海まで届くガイドラインを作る」という目標に対し、木づかいガイドラインの骨子を示し、WGで意見交換を行った。
○市民・行政・学識者から見た木づかいの推進策をまとめた木づかいガイドライン(案)について意見交換を行い、とりまとめた。
○ 「日本全国スギダラケ倶楽部矢作川流域支部」が結成され、木づかいライブ・スギダラキャラバンを展開した。
○流域ものさしの作成においては、WGで製作方法を協議し、木材の収集を実施中である。
カーボンオフセットを活用した木づかいの検討、プレイスメイキングによる集客力を実証した。

プレイスメイキングによってにぎわう駅前広場(豊田市)

流域ものさし(試作品)