川部会の主な成果

川部会の活動進捗報告 

【主な成果】
 川部会では、6つの課題「上下流の問題」、「川全体の理解」、「生物の生息場所の確保」、「流域内の情報共有・連携強化」、「川とまちづくりの連携強化」、「川と地先の関係」を挙げ、現在は「生き物の棲みやすい川づくりをテーマとした上下流問題」、「多様な物理環境と生物生息環境の創出」、「地域の人々と川との関係を中心とした、地先の課題(河川空間の利用・保全のあり方)」というテーマに取り組んでいます。
 ①本川モデル:矢作川本川
 ②家下川モデル(支川モデル):家下川流域
 ③地先モデル:矢作川流域

○安永川合流箇所に対しては、「取り付け護岸のコンクリートの覆土」を提案し、国交省により一部護岸における覆土が実現した。
○渡合護岸補修工事の長大なコンクリート護岸とブロックによる根固め工に対して、現場レベルで自然環境への影響を少しでも軽減できるよう提案し、国交省によりコンクリート護岸の延長縮小、ブロック工から捨石工に変更された。
○豊田大橋下流~平戸大橋下流の区間について現地調査を実施し、「矢作川の河川環境の方向性」についてとりまとめた。
○久澄橋下流の河道内の地形状況について、大同大学、国交省による現地測量を実施した。
○矢作川漁協とともに失われつつある瀬の状況を現地確認して課題を共有し、良好な河川(瀬・淵)の状態に回復させるための方向性について矢作川漁協との意見交換を行った。
○大同大学により、白浜工区のモニタリングがスタートした。
○加茂川の移動阻害解消方法を模索・検討し、WGメンバーと国交省との協働で棚田式魚道を試行的に設置することとなった。(H26~H27)
○総合土砂管理における検討状況の情報共有、先進事例の見学(小渋ダム)を実施した。
○豊田市矢作川河川環境活性化プラン検討委員会における検討状況について情報共有を行った。

先進事例(小渋ダム)の見学

大同大学によるモニタリング
成果報告

 

○矢作川本川との合流点にある矢板の一部を切り欠き、通水の状況や生き物の移動阻害の改善効果を確認した。
○家下川リバーキーパーズの活動報告により、「草の植え付け」「越冬マス」「ブロック水制・堰(越冬場所)」の設置効果を情報共有した。また、WGにより越冬マスの設置効果が大きいことも確認した。
○流域圏懇談会の場が、関係者(愛知県、豊田市、豊田土地改良区、国土交通省、住民)の意見を収集し、合意のためのステーションとなった。
○家下川湛水防除事業の意見交換により、改修工事計画の中に前池内の水深確保のための浚渫や越冬魚の待避計画が盛り込まれることとなった。

矢作古川分派施設の見学

矢作古川分派施設コンクリート
底盤状況の見学
(魚道としての機能についての
確認)

広田川における外来種
(カワヒバリガイ)の生育確認


 

 

 

○活動団体にヒアリングを行い、専門家リストの情報収集を行った。
○活動団体にヒアリング及びアンケートを行い、専門家リスト(案)を作成した。