富士砂防って何してるの?
災害から暮らしを守る
事業効果
情報基盤整備
富士砂防事務所は直轄砂防事業に着手して以来、大沢川、栗ノ木沢、風祭川等で発生した土石流や雪代による土砂を大沢遊砂地や砂防えん堤、沈砂地工により捕捉し、下流域での災害を未然に防いできました。
近年では平成12年11月、平成16年12月に土石流が発生しましたが、いずれも大沢遊砂地の砂防施設により土砂を捕捉し、下流域に被害はありませんでした。
平成4年12月8日発生 雪代

【平成4年12月8日 雪代 栗ノ木第4えん堤】 |
富士山で雪代が発生し、山梨県側大沢口6合目の登山安全センターが破壊される等の被害が発生しました。当事務所管内でも、栗ノ木沢で融雪に伴う雪代が発生し、下流の栗ノ木えん堤工群まで達しました。
平成4年12月8日発生 雪代

【平成8年3月30日雪代 風祭沈砂地工】 |
富士山で雪崩が発生し、富士
スバルラインが3箇所で寸断される等の被害がありました。
当事務所管内でも融雪に伴う雪代が発生 し、風祭沈砂地工で18,000m3の土砂を捕捉しました。
平成12年11月21日発生 土石流

【大沢遊砂地 第8床固工 堆積状況】 |

【大沢遊砂地に流下した 2mを超える巨石】 |

【大沢遊砂地堆積状況】 |
平成12年11月20日から21日未明にかけて降り続いた大雨により、大沢崩れを発生源とする観測史上最大の土石流が発生しました。
この土石流により大沢遊砂地では、約28万m3もの土砂が堆積しました。
次のページでは、土砂の有効利用について説明しています。