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南海トラフ巨大地震への備え

概要



静岡県中部地域の道路啓開行動計画

地震や津波による被害の発生後、人命救助のために必要な道路(救命・救援ルート)のうち、特に沿岸被災地までを結ぶ道路を、概ね48時間で確保することを目標として、「静岡県中部地域における道路啓開行動計画」を策定しています。


救命・救援ルートを確保するため、以下の啓開時期を目標に、国・県・市町及び関係機関が連携して道路啓開を行います。

概ね24時間で確保するルート:くしの歯ルート※STEP1など
東西軸の広域的なネットワークとなる東名高速道路、新東名高速道路等から、富士山静岡空港や災害拠点病院等へアクセスするルート

概ね48時間で確保するルート:くしの歯ルート※STEP2など
被害が甚大な地域へアクセスするルート

概ね3日で確保するルート:くしの歯ルート※STEP3など
被害が甚大な地域への沿岸部ルート

概ね7日で確保するルート:くしの歯ルート※STEP2・STEP3など
緊急物資輸送ルート(被災地域全域の防災拠点等を連絡する、緊急物資輸送のために必要な道路)

道路啓開行動計画の対象範囲(静岡県中部地域)
道路啓開行動計画の対象範囲(静岡県中部地域)



※くしの歯ルート(STEP1~3)とは
中部地方幹線道路協議会が、南海トラフ巨大地震発災時に、優先的に被災状況の情報収集と道路啓開を行うルートとして、主に緊急輸送道路※の中から選定した路線。

※緊急輸送道路とは
静岡県が、大規模地震対策特別措置法等に基づき、災害発生時の緊急輸送活動に必要な道路として指定し、地域防災計画に位置付けた道路。

富士宮市「防災セミナー」(令和4年9月16日)

南海トラフ巨大地震における静岡県の広域受援計画、防災道の駅「朝霧高原」の機能強化及び災害に係る最新の知見について、富士宮市民をはじめとする関係者に広く周知することで地域の防災意識の向上を図ることを目的にセミナーを開催しました。

静岡中部地域の広域受援と道路啓開セミナー(令和4年1月19日)

静岡中部地域の広域受援、道路啓開の実動力を強化するため、実際に携わる実務者を対象に、地域の広域災害として想定される富士山噴火や南海トラフ巨大地震のメカニズムや広域受援、道路啓開に係わる行政計画を把握し、理解を深めることを目的にセミナーを開催しました。



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静岡国道事務所 管理第一課