平成23年6月1日
ブロックスクリーン工に使用するブロック等の製品の現地実証実験の公募について
1. 趣旨
国土交通省富士砂防事務所では、富士山大沢崩れ対策として「ブロックスクリーン工」による対策を実施しています。この工法は、渓床部にスクリーンとなるコンクリートブロックを敷設することで、渓床部にスクリーン(透水層)を形成し、スクリーン上に堆積した土砂に降る雨等の水分を分離して下流に流すことで土石流(土砂の二次移動化)発生の防止を目的としています。
この計画ではコンクリートブロックを、標高2,200m〜3,200m級の25度〜34度という急傾斜地の渓床部の人が行き着いて作業することが危険な箇所に敷設することから、ヘリコプターにより施工を行っています。またブロックはスクリーン機能として設置することから、容積が大きいことが望まれる反面ヘリコプターでの施工性から重量に対する制約を受けます。このことから容積が大きく、単体でも転がりにくく、かみ合わせの良いブロック等の製品を求められます。
この度、「ブロックスクリーン工」に使用するスクリーンとなる製品について、転がりにくく、製品同士のかみ合わせが良く、容積の大きい(ヘリコプター施工における運搬回数の少ない製品)提案を公募し、製作方法等と機能を確認するための現地実験を行う事としました。
2. 目 的
本公募の目的は、今後の「ブロックスクリーン工」に使用するコンクリートブロック等の製品について、形状及び製造方法を募集し、提案製品の中から実施実験による機能や製品の製造方法等について確認を行い、「ブロックスクリーン工」に使用できる製品を選定するものです。
なお、応募者の提案製品に中から最適なものについては、工事で使用していく予定である。
3. 内 容
1) 公募する技術
必要な機能を有したブロック等の製品の形式及び製作方法等について公募します。
製作数は、30個程度を予定しています。
2) 実験時期
実験(ブロック等の製作・結果とりまとめ)期間は、平成23年11月から24年2月末までの間を想定しています。
3) 公募受付期間等
・ 公募受付期間
平成23年6月2日(木)から平成23年8月31日(木)まで
但し、平成23年7月29日(金)までに中間的な資料を提出すること。
・ 問い合わせ及び応募先
国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
住 所:〒418-0004 静岡県富士宮市三園平1100
担当者:建設監督官 岩本 年正
電 話:0544-27-5387
電子メール: 岩 本 E-Mail iwamoto-t85aa@cbr.mlit.go.jp
富士砂防E-Mail gentobu@fujisabo.go.jp
・ 現地説明会
平成23年6月24日(金) 13:30 〜
富士砂防事務所及び現地(富士山大沢扇状地内・現地までの交通手段は応札者で準備してください。)で行います。
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