国土交通省 中部地方整備局

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地方公共団体の発注担当者の皆様へ

 このページでは、地方公共団体における公共建築工事の発注担当者の皆様が業務を行うにあたり必要な情報を紹介します。
※以下のリンクをクリックすると、このページの下部に掲載している箇所にジャンプします。

公共建築工事の発注者の役割

 平成29年1月20日、国土交通大臣宛に、社会資本整備審議会から「官公庁施設整備における発注者のあり方について」答申がありました。答申では、公共建築工事の「発注者の役割」を明確にするとともに「その役割を果たすための方策」が提言されており、全ての公共建築工事の発注者へ向けた内容となっています。
 国土交通省では、上記答申について発注者の理解促進を図るための解説書を作成・公表しています。

公共建築相談窓口

 中部地方整備局では、営繕部及び静岡営繕事務所に公共建築相談窓口を設置し、公共建築に関する技術的な相談を幅広く受け付けています。お困りの点がありましたら、お気軽にお問合せください。

技術基準

 国土交通省では、国家機関の建築物の整備や保全指導等を効率的かつ的確に実施するため、計画、設計、施工、保全等の各分野において、技術基準を定めています。
 技術基準についてご不明な点がありましたら、「公共建築相談窓口」へお問い合わせください。

円滑な施工確保対策

 営繕工事における円滑な施工確保対策として、国土交通省が実施している取組を紹介します。

営繕積算方式

 『営繕積算方式』は、国の統一基準である公共建築工事積算基準とその運用にかかる各種取組をパッケージ化した積算手法です。
 実勢価格や現場実態を的確に反映した予定価格の設定、施工条件の変更や物価変動等への適切な対応などについて解説したマニュアルを作成・公表しています。

工事請負契約書第26条第5項(単品スライド条項)運用マニュアル(案)(営繕工事版)

 「工事請負契約書第26条第5項(単品スライド条項)」は、特定の主要な工事材料の価格が著しく変動した場合の精算的な変更です。
 最近の資材価格の急激な高騰等を踏まえ、新たな運用ルールが定められたことから、運用の考え方をマニュアルとして整理し公表しています。

工事請負契約書第26条第6項(インフレスライド条項)運用マニュアル(暫定版)(営繕工事版)

 「工事請負契約書第26条第6項(インフレスライド条項)」は、日本国内において急激なインフレーション又はデフレーションといった短期的で急激な変動が生じた場合の中間修正的な変更です。
 賃金等の変動に対するスライド額の算定方法や発注者及び受注者間における協議等について、運用の考え方をマニュアルとして整理し公表しています。

入札時積算数量書活用方式

 「入札時積算数量書活用方式」は、入札参加者に発注者の示す数量書「入札時積算数量書」の活用を促し、契約後、入札時積算数量書の積算数量に疑義が生じた場合に、受発注者間で協議し、必要に応じて数量を訂正し請負代金額を変更することを契約事項とするものです。
 これにより、

①契約後に、発注者の積算数量に疑義があった場合の受発注者による協議が円滑に行える。
②協議等の結果、適正な数量に基づいた請負代金額となることで、契約の適正化に資するとともに、公共建築の品質確保にも繋がる。
③発注者の積算数量に関して、発注者が受注者からの協議に応じることを明確にすることで入札参加者による発注者積算数量の活用がより促進され、入札参加者の積算の一層の効率化に寄与する。
 などのメリットがあると考えています。
 運用マニュアルやQ&Aについて以下のページをご覧ください。