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TOPページ > とよがわ流域圏こども会議 > 第5回「とよがわ流域圏こども会議」 > 設楽町立清嶺小学校 |
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設楽町立清嶺小学校 「水のふるさとを大切に ―守りたい きれいな豊川―」 |
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水のふるさとを大切に 守りたい きれいな豊川 ぼくたちの通う清嶺小学校は、北設楽郡設楽町にあります。 学校のすぐ横には、豊川の上流、寒狭川が流れています。 ぼくたちは毎日、寒狭川の流れる音を聞きながら生活しています。 清嶺小学校で水生生物調査を始めたのは、昨年度からです。 昨年度は、私たち現在の4年生と5年生が調査を行いました。 今年は私たち3・4年生と、5・6年生で調査を行いました。 私たちだけだと7人なので、5・6年生にも手伝ってもらいました。 そのおかげで、いろいろな種類の生物をつかまかえることができました。 調査を行ったのは、6月20日の2時からです。 場所は、清嶺小学校裏の川です。 地図をごらんください。 それでは、調査結果を発表します。 まず、パックテストの結果を説明します。表を見てください。 すべてのテストできれいな水であるという判定が出ました。 これは、私たちの予想通りでした。 昨年度、同じ地点で行ったパックテストでは、CODテストの結果が2で、少しよごれているという結果が出ていました。 今年度はきれいな水という結果だったので、うれしく思いました。 次に透視度テストの結果を発表します。 100センチ以上見えるという結果でした。 来年度は、もっと長い透視度計を使って、どのくらいまで見えるか実験してみたいです。 次に水生生物調査の結果を発表します。 表をごらんください。 清嶺小学校裏の川は、水質階級1のきれいな水であるという判定が出ました。 私たちはホッとしました。 この結果を、6月27日に、豊橋市の大村小学校と、新城市の舟着小学校で行った三校交流会で発表しました。 大村小学校と舟着小学校の発表も聞きました。 2つの学校とも、水生生物調査の結果が「少しきたない水」だったので、私たちはおどろきました。 下流にいくほど、家や工場の数も増えるし、流れがゆっくりになるので、川が汚れるんだなあと思いました。 8月3日、私たちは2回目の水生生物調査を行いました。 今回は水生生物のプロ、西本ふたば先生に手伝ってもらいました。 地図を見てください。 調査を行ったのは 1 清嶺小学校裏の川、 2 田内橋の下、 3 寒狭川の支流である野々瀬川の3カ所です。 この日は天気も良く、水量も前回ほど多くなかったので、たくさんの生物を見つけました。 表を見てください。 今回は、清嶺小学校裏の川でもウズムシが2匹見つかり、きれいな水という判定でした。 次は、田内橋の下で見つかった生物です。 ここでは、ヨシノボリの卵も見つかりました。 ここも、きれいな水という判定でした。 最後に、野々瀬川で見つかった生物です。 ここでは、サワガニやナガレトビケラ、ヤマトビケラも見つかりました。 また、ここで見つかったウズムシはすべて緑色をしていました。 西本先生が、食べ物の関係で緑色になっているかもしれないと教えてくれました。 緑色のウズムシは、宝石のような色をしていてとてもきれいでした。 もちろん、ここもきれいな水でした。 2回の調査から、私たちのまわりの川はきれいな水であるとわかり、とてもうれしく思いました。 ぼくたちは先生から汚ない川の話を聞きました。 くさいにおいがただよってきたり、色が黒くなってどろどろしていたりするそうです。 それを聞いて、ぼくたちはこのまま豊川が汚れてほしくないと思いました。 私たちはこの豊川のために何ができるか、話し合いました。 みんなでごみ拾いをする、川を汚さないための工夫を調べて地域の人に知らせるなどの意見がでました。 さっそく私たちは川のことを知らせる新聞を作ることにしました。 新聞には、川を汚さないための工夫だけでなく、水生生物調査の結果や水生生物紹介コーナーも載せることにしました。 4コマ漫画も描いて、小さい子も読んでくれるように工夫しました。 新聞の名前は「川ピカ新聞」にしました。 学校通信といっしょに地域の人に配りました。 今日は私たちが作った新聞も持ってきたので、みなさんも読んでください。 川ピカ新聞第2号には、このこども会議の記事ものせたいと思います。 もっともっと地域の人に川の大切さを伝えていきたいと思います。 昨年度、ブナの森を増やす活動をしている加藤ひろとしさんに、川を守るためには森も守らなければいけないことを教えてもらいました。 そこでミズナラのドングリをまき、育てていました。 そのドングリも一年たち、だいぶ大きくなりました。 加藤さんの山に植えてもらえる日も、そう遠くはなさそうです。 きれいな豊川を守りたい、その気持ちから私たちはいろいろなことを考え、活動をしてきました。 これからも、わたしたちにできることを続けていこうと思います。 しかし、私たちの力ではどうにもできないこともあります。 それは下水道の整備です。 川が汚れる一番の原因は生活排水なのですが、私たちの家の周りには下水道がありません。 できれば早く下水道をつくってほしいと思っています。 これで清嶺小学校の発表を終わります。 ありがとうございました。 |
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