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TOPページ > とよがわ流域圏こども会議 > 第4回「とよがわ流域圏こども会議」 > 設楽町立清嶺小学校 |
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設楽町立清嶺小学校 「水のふるさとを大切に」 |
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今から清嶺小学校の発表をします。お願いします。 わたしたちのかよう清嶺小学校は、豊川の上流、寒狭川の川沿いにあります。 学校のすぐ横を川が流れているので、夏になると水遊びをします。 全校で23名しかいないので、複式といって3年と4年、5年と6年は一緒のクラスで勉強をしています。 水生生物調査は、わたしたち3・4年生7名が取り組みました。 ぼくたちは学校のすぐ横で、6月14日に水生生物調査をしました。 まず最初に、パックテストでは、ほとんどのテストがきれいな水であると判定されました。 ただ、CODテストだけは、少し汚れていると判定がでました。 後でペットボトルにジュースを1ミリリットルだけたらしてCOD調査をすると、 とてもきたない水の判定になってしまったので、びっくりしました。 川に直接生活排水が流れ込んでしまうと、すぐに川が汚れてしまうことがわかりました。 透視度テストでは、100cmの結果がでましたが、まだまだ深くても印は見えると思いました。 水生生物調査では表のような結果がでました。 ほとんどがきれいな川に住む生物ばかりでした。 ヘビトンボの幼虫やヨシノボリという魚の卵も見つけることができました。 ただ、少しきたない水に住むヒラタドロムシもたくさん見つかりました。 これは、検査した場所の川の流れが急なので、流れの弱い場所を選んで調査をしたことと関係があるようです。 流れの弱いところには汚れがたまりやすいことがわかりました。 7月に入って自作の透明度を測る道具を自分たちで作りました。 ペットボトルを長くつなげ、底に白い面を作って0.5mmの十字線を描き、 川の水を入れて何mまで見えるか実験しました。実験はうまくいきませんでした。 ペットボトルのつなぎ目から水が漏ってしまったからです。 仕方なく、川の中で横にして、透明度を測りました。3m20cmまで見ることができましたが少しにごっていました。 このとき少し驚いたのは、ヒラタドロムシが1匹も見つからなかったことです。 少し前に大水が出たばかりなので流されたのだと思います。 川の水は雨の降ったすぐ後は、透明度が低くなることがわかりました。 大水の後には、川岸の木にごみがたくさんひっかっかっています。 釣りなどで川に遊びに来た人がごみを持ち帰らないことがあります。 川に投げ込まれていることもあります。 ぼくたちは夏休みに飼育栽培委員会で川掃除をしました。 川底にしずんだ空き缶をひろいました。 ぼくたち4年生のふたりは、夏休みに万博のイベントで森の大切さをアピールするビデオ作りに参加しました。 川の水が、すぐになくなってしまわずにずっと流れ続けているのは、森のおかげだと言うことを知りました。 そこで学んだことを、3年生にも伝えるために、きららの森と呼ばれる裏谷の原生林に行きました。 そこには何百年も生きているブナやツガの森があります。 雨が降るとブナの葉は水を幹に集め、根に伝えます。 根にはたくさんの水がたくわえられるのです。森の中は、とても湿っぽくてきのこがたくさんはえていました。 きれいな水が山の中からわきだしていました。ここが豊川の源流なのだと思いました。 日本一きれいな川と言われている豊川を守っていくためには、 この森も大切にしていかなければならないということがわかってきました。 学校の近くに住んでいる方が、ブナやミズナラの森を守る活動をしています。 わたしたちもきららの森で拾ってきたミズナラのドングリを植えて、苗を育てる活動をし始めています。 少し芽が出てきたばかりですが、この芽が大木に育ってくれるといいです。 これで清嶺小の発表を終わります。 |
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