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TOPページ > とよがわ流域圏こども会議 > 第4回「とよがわ流域圏こども会議」 > 豊橋市立大村小学校 |
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豊橋市立大村小学校 「みんなの豊川」 |
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4月から学習してきた「みんなの豊川」について発表します。 大村小学校は、豊橋市の北部、豊川市とのさかいにあります。 豊川と豊川放水路に囲まれた地域で、豊川放水路ができる前は、洪水に悩まされた地域でした。 今でも田畑に囲まれ、大葉が有名な地域です。 水生生物調査は当古橋付近で行いました。 以下、4月から学習してきた、「みんなの豊川」について発表します。 5月2日、下条橋北の豊川へ遊びに行きました。 校長先生から、豊川は日本一きれいな川という話がありましたが、 魚が死んでいたり、林の中には大きなごみがたくさん捨ててあったりと、 とてもきれいな川とは思えないという声がたくさんありました。 5月27日、豊川で水防訓練に参加しました。 大村は、豊川と豊川放水路で囲まれた地域で、昔から水害が多くあったところだと聞いています。 消防や警察、自衛隊や役所の人がいっぱいきて、訓練をしました。 初めは、自衛隊のトラックに乗って避難です。ぼくたちも土のうや水のうを作って訓練をしました。 ヘリコプターが取り残された人を助ける場面も見ました。 もしもの場合、自衛隊の船に乗って避難する訓練も体験しました。 船に乗ったとき、豊川の水は少しよごれているなと言う声が大多数でした。 6月7日、豊川は本当に日本一きれいな川なのかを確かめるため、水生生物・水質調査をしました。 天気は晴れ、参加者は4年生34人、場所は当古橋付近です。 水温は25度、川幅は60m、水深は26cm、流れはなく、 川底はこぶしだいの石がごろごろしており、にごりが少しありました。 見つかった水生生物は、きれいな水にすむウズムシ37匹、 少しきたない水にすむカワニナ1匹、ヒラタドロムシ25匹、 きたない水にすむヒル2匹、 大変きたない水にすむセスジユスリカ2匹、 指標生物以外の生物は、カゲロウ30匹、その他18匹でした。 水質階級の判定は、Uのすこしきたない水でした。 パックテストでは、CODが2で、少し汚れているでした。 他はきれいな水という結果でした。透視度は75cmでした。 水性生物調査やパックテストの結果を見て、 「豊川は本当に日本一きれいな川なのか。」 「日本一きれいな川なのに、なぜ少しよごれているという結果なのか。」という問題がでました。 「少しよごれているという結果だったけど、他の川と比べると日本一じゃないのか。」 「日本一きれいな川だったが、よごれたのではないか。何が川をよごしたんだろう。」 など、みんなで予想し、さらに調べていきました。 6月10日に県営豊橋浄水場へ見学に行きました。 その時に、浄水場の先生が、新城にも水を送っていると言っていました。 新城に送るポンプも見せてもらいました。 牟呂用水から取った水が、新城にもどっていくなんて、なんかふしぎでした。 今までの結果をもとに、6月21日、清嶺小と舟着小と3校合同報告交流会を開きました。 初めに、蒲郡の三谷海岸で潮干狩りをしました。 次に、豊橋の前芝海岸栄楽屋で、水生生物調査・水質調査の結果を報告しました。 下流は、少しよごれているという結果でしたが、中流・上流では、きれいな川という結果でした。 「自分たちも舟着や清嶺の川へ行ってみたい」という声が多かったです。 昼食は、3校で七輪を囲んで、焼きあさりを食べました。友達もできて楽しかったです。 昼食後は、西本先生や溝口先生の話を聞きました。 あさりも海をきれいにするのに一役買っているなんてびっくりでした。 「しまった、そのあさりを午前中にとってしまった」のでした。 最後に、豊川下流にある、野田の下水処理場へ3校で見学に行きました。 下水道で集めたよごれた水をきれいにして川にもどしていました。でも、きれいにできてCODが5だそうです。 3校合同報告交流会は、中日、東日、東愛知新聞にも紹介されました。 学校に帰ってからも、どうすれば川の水がきれいになるのかを調べました。 下水道や浄化槽が整備されていても、完全にきれいにすることができるわけではないことがわかりました。 200mlのマヨネーズ1本を川に流すと、よくそう160ぱい分の水が、 古い天ぷら油200mlを川に流すと、よくそう133ばい分の水がいるそうです。 お皿のよごれはキッチンペーパーでふいたり、古い天ぷら油の処理は、 牛乳パックに新聞をつめたものにしみこませるなど、工夫が必要だと思いました。 7月28日には、宇連ダム・県民の森へ出かけました。 ダムの水は少し回復していましたが、まだまだ少なかったです。 1年生のときのようにプールが中止になるのも不安でした。 9月5日には、清流公園へ出かけました。 清流公園は、6月の3校合同報告交流会で清嶺小に聞いたきれいな川の上流です。 ここで水生生物調査を行う予定でしたが、あいにくの雨で、 水量は多く、流れが速かったため、水生生物調査はできませんでした。 でも、パックテストは行いました。 何とCODは8以上でした。 透視度も30cmでした。 きれいな川で、CODは0.5以下と聞いていたので、どうしてだろうと思いました。 また、西土先生が川の水にオレンジジュースを1ml入れると、何とCODは100以上。 びっくりしました。 次に、森野先生の森林の話を聞きました。 手入れをしていない森林と手入れをした森林との違いを、模型を使って説明してくださいました。 三河の森林はどんな森なのか知りたくなりました。 みなさんの話も聞いてみたいです。 次に、山びこの丘の伝承館で、大林先生の話を聞きました。 森の生き物たちと、山村での昔のくらしを学びました。 森からの栄養が、海のエビを育てているなんてびっくりです。 最後に、舟着小へよりました。台風が近づいていたため、舟着小のみなさんとは、 一目しか会えませんでしたが、炭焼きやブドウなど、めずらしいものを見せてもらいました。 豊川は、日本一きれいな川の一つです。 みんなで守っていけたらと思います。 以上で、大村小の報告を終わります。 |
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