日時:平成14年2月19日(火) 午後1時30分〜午後4時30分
場所:豊田市・名鉄トヨタホテル 7階金扇 |
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1.議事「川の生き物をどのように保全していくのか」と「ダムが川の環境に対してどのように影響しているのか」に関する意見交換について |
1) |
意見交換に先立ち、前回懇談会で座長から説明要請を受けた支川乙川及び矢作川流域下水道計画の現状等について豊橋工事事務所より説明した。引き続き、上記2つのテーマについての意見交換の材料として、「矢作川の環境の現状」及び「河川の環境に与えるインパクトとレスポンス」について、概略説明を行った。 |
2) |
出席者からの意見を踏まえ、今回のテーマに関連して、座長が以下のようにとりまとめた。 |
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[1] |
これまでの懇談会の意見交換を通して、以下のことが言える。矢作川の環境を考える上で、互いの情報を交換し、課題(どこに問題があるのか)解決の糸口を見つけることが求められている。また、流域情報の共有化を図るため、矢作川本川及び支川の一体的な調査が必要である。 |
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[2] |
本懇談会は、課題を解決する場ではないが、課題の解決に向けてステップアップするために、どのような内容を、どのような人が、どのような場で話し合うのか、その枠組み(技術的課題の検討や関係者間の協議・調整の場)づくりの提案を行うことで本懇談会の成果としたい。次回懇談会で取りまとめをしたい。 |
3) |
次回の意見交換とその成果としての提案等に生かすため、座長から以下のような要請があった。 |
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[1] |
流域全体の河川環境について意見交換をするため、次回も森林、利水関係者等の組織、団体の参加を呼びかけること。 |
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[2] |
洪水等の自然現象や選択取水設備等の人為操作による河川への影響等について整理すること。 |
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2.次回懇談会について |
1) |
次回は、今回までに話し合われてきた各テーマのそれぞれの課題解決に向けて、協力や調整のための枠組みを提案し、意見交換する。 |
2) |
次回開催時期は、関係者からの資料提供や事務局の準備時間等も踏まえ、6月議会前を目標とする。 |
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以上 |
日時:平成13年11月19日(月) 午後1時00分〜午後3時50分
場所:碧南市役所2階 会議室4・5 |
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1.議事「川に親しむ」と「川づくりとまちづくりを一体的に考える」に関する意見交換について |
1) |
第3回懇談会は、前回の中・上流域の現地視察に引き続き、中・下流域の河川利用及び河川環境の現状と課題等を現地視察で共有化した上で、「川に親しむ」と「川づくりとまちづくりを一体的に考える」について意見交換した。
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2) |
意見交換においては、事前に事務局から各自治体等に依頼した、[1]川をどのように捉えているか、[2]誇れる川、川づくり、[3]川づくりとまちづくりを一体的に考える、の3点について各自治体等のお考えをお聞きし、引き続き出席者で意見交換を行った。 |
3) |
出席者からの意見を踏まえ、座長が以下のようにとりまとめた。 |
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[1] |
川の捉え方は、下流域が親水軸、自然共生空間として、また、中上流域が自然景観の要素、生物の生息環境、下流にきれいな水を流す等の水源地の責務として捉えている。 |
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[2] |
誇れる川、川づくりは、下流域が河川公園等の川に親しめる広い空間として、また、中上流域が観光資源、アユなどの生物資源として捉えている。 |
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[3] |
川づくり、まちづくりにあたっては、さまざまな取り組みや研究活動を通した人づくりや、急流等の地形条件も踏まえた親水空間の整備や、山づくり、森林づくりが必要と考えている。 |
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[4] |
河川環境を構成する河川水量や水質等について、県境を越えて流域全体でそれぞれの行政が問題解決のため総合的に機能できるような協議会の設置が必要。 |
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[5] |
河川公園や堤防リフレッシュ事業などで個別の市町村のつながりも必要であるが、流域全体のつながりが必要。このため、川を縦断的(上下流)、横断的(対岸)につなぐことを意識的に考えるとともに、より大きな輪になるように広げていくことが必要である。 |
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[6] |
今回までの意見交換を踏まえ、本懇談会を、川を介した流域の人々のつながりを深める契機としたい。 |
4) |
次回以降の議論に生かすため、座長から以下のような要請があった。 |
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流域全体の河川環境について意見交換をするため、森林、利水関係者等の組織、団体の参加が必要。 |
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・ |
河川(流域)管理の現状等(支川乙川、流域下水道計画等)について説明すること。 |
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2.次回懇談会について |
1) |
次回のテーマは、「川の生き物をどの様に保全していくのか」と「ダムが川の環境に対してどのように影響しているのか」とした。 |
2) |
次回開催時期は、議会の開催、事務局の準備時間等も踏まえ、2月中頃とした。 |
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以上 |
日時:平成13年8月10日(金) 午後1時00分〜午後4時00分
場所:上矢作町中央公民館 講堂 |
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1. |
議事「水源、土砂源の管理」と「流域内の上下流の連携」に関する意見交換について
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[1] |
第2回懇談会は、東海豪雨による中・上流域における河川及び流域の甚大な被害状況や河川環境の現状と課題等を現地視察で共有化した上で、「水源、土砂源の管理」と「流域内の上下流の連携」について、意見交換した。 |
[2] |
意見交換に先立ち、豊橋工事事務所より上記2つのテーマに関し、水源、土砂源における森林の役割、土砂崩壊・堆砂等の実態、森林の保全・管理の実態等について、概略説明を行った。 |
[3] |
出席者から出された意見を踏まえ、座長が以下のように本日のとりまとめを行った。 |
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水源、土砂源の管理をどのように管理していくのかという課題に対し、流域内の上下流の連携が必要である。 |
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・ |
水源、土砂源の管理にあたっては、森林の問題が重要であり、現在の間伐等をやっていない人工林を、今後どのようにしていくのかが大きな課題である。将来的に、現在の針葉樹林を広葉樹林にすることが必要との考えもあるが、当面、現在の荒れた針葉樹林をどのように管理していくかが重い問題である。 |
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・ |
その際、上流の森林について、流域としての意義を流域全体で認識し、森林の健全さを支え合う仕組みが必要である。そのためには、上下流の行政の話し合い、市民同士が理解し合うことが必要であり、各々が交流を深めていくことが重要である。 |
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・ |
今回は主として災害面の意見交換となったが、今後のテーマについても、本日話し合った路線(支え合う、連携という視点)に沿って、意見交換を発展させたい。 |
[4] |
次回以降の議論に生かすため、座長から以下のような要請があった。 |
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・ |
流域全体の河川環境の意見交換をするため、今回、東海農政局の参加を得たが、他の森林、利水関係者等の組織、団体の参加が必要。また、矢作川本川だけでなく、支川も含め関連する基礎データ等の情報を収集のこと。 |
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森林保全に関する取組状況等(広葉樹林化、徳山ダム等)の基礎情報を収集のこと。 |
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2.次回懇談会について
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[1] |
次回のテーマは、中・下流を現地視察した上で、「川と親しむ」と「川づくりとまちづくりを一体的に考える」とした。 |
[2] |
次回開催時期は、関係機関等からの資料提供の準備時間等も踏まえ、概ね秋頃とした。 |
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以上 |
日時:平成13年4月13日(金) 午後1時30分〜午後3時45分
場所:名鉄トヨタホテル 7F孔雀 |
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1.懇談会の議事運営について |
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国土交通省中部地方整備局より、懇談会の設立主旨及び懇談会出席者の呼びかけの考え方について説明した。 |
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懇談会の名称は、「矢作川の環境を考える懇談会」とすることとした。 |
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座長に名古屋大学大学院教授・辻本哲郎氏を選出した。 |
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懇談会の公開については、審議の結果 、以下の取扱とした。 |
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(1) |
懇談会は、原則公開とする。 |
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(2) |
ただし、個人のプライバシーや乱獲のおそれのある生物等の貴重種に関わる情報等は非公開とする。 |
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座長より、以下の懇談会運営(意見交換)のルールが提案され、了解された。 |
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(1) |
各自の発言を尊重し、お互いの立場を理解して話し合うこと。 |
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(2) |
参加者全員が平等、公平に話し合うこと。 |
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(3) |
話し合いの意見は、共有化する。その共有方法は、豊橋工事事務所が議事概要を作成し、出席者のご確認を頂き、事務所ホームページで公開すること。 |
2.矢作川水系における河川環境等の意見交換について、 |
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意見交換に先立ち、豊橋工事事務所より矢作川の環境について(懇談会資料−2)概略説明した。 |
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おおよそ全出席者より、矢作川の河川環境の現況として生態、河川空間、水辺利用、人工林の荒廃等の現況指摘及び流域全体として取り組むことの必要性(上流部、下流部での役割等)についての意見や取組状況が紹介され、それらを座長が以下のようにとりまとめ、今後の矢作川水系の河川環境を考える本懇談会の次回以降のテーマとした。 |
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(1) |
川の生き物をどのように保全していくのか、その考え方の整理が必要である。
その際、水量、水質、川の瀬・淵等の形態、植生等に注目することが重要。 |
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(2) |
水源、土砂源をどのように管理していくのか、その考え方の整理が必要である。
その際、森林や沢などの災害面、利用面等における役割に注目することが重要。 |
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(3) |
流域内の上下流の連携が必要である。
その際、森林保全、水質保全等に注目することが重要。 |
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(4) |
川に親しむことが必要である。
その際、河川の文化、伝統、教育、住民のリラックス等に果たす役割に注目することが重要。 |
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(5) |
川づくりとまちづくりを一体的に考えていくことが必要である。
その際、川に沿ったつながりに注目することが重要。 |
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(6) |
ダムが川の環境に対してどのように影響しているのか、科学的に評価しておくことが必要である。 |
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河川環境を流域全体として考えることが必要であり、森林や利水の関係者が本懇談会に参加するよう要請を受けた。 |