TOPページ > 矢作川の環境を考える懇談会 > 懇談会資料 > 第3回 懇談会資料 > 懇談会資料―2 川に親しむ 川づくりと・・・ |
|
||
第3回 矢作川の環境を考える懇談会アンケート | 上矢作町 |
(1)川をどのように捉えているか。 1)「こもれびとせせらぎの福寿の里」 上矢作町第3次総合計画(平成7年度〜16年度)の中で、総合計画のまちづくりテーマを「こもれびとせせらぎの福寿の里」としており、川(せせらぎ)と森(こもれび)をまちづくりの重要な要素として捉えている。 ※「こもれび」は広大な上矢作町の森と緑と将来への希望を象徴し、「せせらぎ」は絶えることのない大小の河川・清流や生活の源である水を意味する。 2)「自然はやすらぎのみなもと」 重要な行事の度に町民で唱和する、上矢作町民憲章(5条)の第1条は次のようになっており、緑と水(川)を、まちづくりの第一の合言葉にしている。
「川に親しむ」点で、上矢作町が誇れる矢作川流域の代表的な場所 1)澄が瀬やな(上村川) ・清流上村川で育った天然あゆを、薪で焼いて提供する。その極上の味と清流沿いのさわやかな雰囲気は、町内外の人気を集めている。ごまだれの五平餅も人気。 ・平成12年9月の豪雨災害でやな、施設ともに完全に流失し、現在は休業中。一時は閉鎖も考えたが、根強いファンの励ましにより、平成14年度再開に向け、現在やな組合が準備中。 2)河川公園・コテージかわせみ(上村川) ・ログハウス風のコテージ6棟が川沿いに並ぶキャンプ場。売店のほか、芝生広場、石づくりのモニュメント、東屋などを配置した河川公園の中にある。 ・コテージからは上村川におりて、釣り、川遊びなどを楽しむことができ、せせらぎをBGMにしてくつろいだ時を過ごすことのできるキャンプ場として、人気がある。 ・平成12年9月豪雨災害で2棟とトイレの浄化槽が流失し、現在は休業中。 3)道の駅「ラフォーレ福寿の里」と親水公園(木の実川) ・木の実川と国道257号沿いにある道の駅。レストランや特産品売り場、情報館がある。 ・付近一帯は親水公園化され、木造の情緒ある釣り橋「せせらぎ橋」、自然石張りを緩やかな傾斜で子供でも降りられるようにした護岸、池やパーゴラを配した川原、隣接するキャンプ施設「モンゴル村」へ通じる散策道や花木の植裁など、道の駅やモンゴル村の客と町民にとって、憩いの場となっている。 ・モンゴル村宿泊客の家族が川で水遊びなどの遊びができるよう、人工のインスタント土のうで川をせき止め、浅瀬を作っている。 4)達原渓谷の紅葉、喉の滝(上村川) ・達原渓谷の紅葉:紅葉の名勝地。赤や黄色に染まった木々が、渓谷美を色鮮やかに演出する。喉の滝:達原地区にあり、喉の形に似た珍しい滝が上村川に注いでいる。白い飛沫を散らして落ちる様は圧巻。 ・両者とも、平成12年9月の豪雨災害で国道418号が災害工事により通行止めになっており、現在一般観光客は入れない。 5)今後の方向等 ・上村川の越沢地区にオートキャンプ場の建設を計画している(平成14年度建設予定)。 ・モンゴル村のゲル、コテージかわせみ、越沢オートキャンプ場という川沿いの3つのキャンプ施設を一体で経営するとともに、町特産品のキャンプ施設での販売、キャンプ場間を結ぶ観光ルートの開発など、キャンプ施設の有機的連携と地元経済との結び付きが今後必要と考えている。 (3)川づくりとまちづくりを一体的に考える。 1) 住民が川に目を向けるための工夫や情報発信 ・毎年6月に住民総参加の「川掃除」を行い、川の美化意識を持つよう務めている。 ・毎年3月に、岐阜県矢作川漁協の主催で「あまごつり大会」を行っている。町内外から約300人の参加があり、入賞者の表彰、新聞紙上での発表を行うことにより、上村川の情報発信のイベントとなっている。 ・毎年8月の「ふるさとまつり」において、主に子供を対象として上村川又は木の実川における魚のつかみどり大会を行い、帰省客も含めてふるさとの川に目を向ける機会としている。 ・木の実川の親水公園周辺の川に、漁業組合の協力を得て魚を放流し、モンゴル村の宿泊客がシーズン中は常時魚のつかみ取りができるようにしたいと考えている。 2) 川に沿った上下流の自治体の連携 ・上矢作町と愛知県吉良町は、昭和56年に姉妹都市提携を締結し、交流を続けている。 そのきっかけは、矢作川の最上流と最下流の町という縁で提携した。 ・両町の中学生が相互訪問し、吉良町は上矢作町の山と森林、上矢作町は吉良町の海という互いにない自然資源に親しむ交流を続けている。また両町の産業祭には互いの特産物を出店している。 ・矢作ダム周遊ジョギング大会 矢作ダム周辺の、上矢作町、串原村、旭町、稲武町の4町村と矢作ダム管理所の合同で行っており、平成13年度で第17回目。11月の紅葉の時期に行われ、矢作ダムと串原村の青少年センターを起点とする5キロと13キロコース。 |
↑ページのトップへ戻る |