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TOPページ豊川の明日を考える流域委員会中間報告書 > 3.2 河川整備計画素案のプラス面とマイナス面
3.2 河川整備計画素案のプラス面とマイナス面

3.2.1 設楽ダムの役割(設楽ダムによるプラス面)
 既述の設楽ダム計画(第2.6節)の目的を再記すれば以下のようである。
(1)洪水調節
ダム地点で最大1,250m3/s(石田地点では約1,000m3/s)、戦後最大洪水に対しては、ダム地点で最大790m3/s(石田で約550m3/s)の洪水調節が可能。
(2)流水の正常な機能の維持
1)河川環境保全のための流量確保
宇連ダム直下では、現況0から0.3m3/s、大野頭首工直下では、現況0から1.3m3/s、牟呂松原頭首工直下では、現況2.0から5.0m3/sへ、それぞれ制限流量を強化して河川流量を確保。
2)既得用水の取水の安定化
これまでの実績利水安全度1/4から、大島ダム等の既設利水施設と連携して,計画利水安全度1/10へ向上。
(3)新規水資源開発
農業用水0.3+水道用水0.8=1.1m3/s の新規開発水量を確保。

3.2.2 設楽ダムがもたらす環境その他への影響(マイナス面)
 以下の影響が考えられるが定量的には未検討(あるいは検討不十分)
1)ダム地点地域社会への影響 
2)ダム地点周辺の自然環境・生態系への影響 
3)ダム下流への影響・・・濁水長期化現象、冷水(あるいは温水)現象、増水による河床フラッシュ効果減少、その他 
4)三河湾の水質への影響 
5)その他(短期的、長期的影響)

3.2.3 河道改修計画のプラス面とマイナス面
(1)プラス面
 洪水時の水位低下
(2)マイナス面
 高水敷の樹木群等河畔植生の一部喪失

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