治水が進めば、河川の氾濫は減少し、住民の防災意識は薄れる。今回のフォーラムは、どうすれば防災意識を高め、先人の治水に対する知恵を継承していけるのか、考えていく。
柴田氏 豊川流域で育ってきたので、豊川の洪水の怖さを体験している。今日は、流域に住んでいる住民と消防団という2つの立場からお話したい。 栗田氏 災害救援NPOとして、様々な被災地にボランティアとして参加してきた。今日は被災地で感じた事や、被災者の生の声をお伝えしたい。 山本氏 地球温暖化が原因と思われる集中豪雨が、今、増えている。今回は、近年の天候の変化と集中豪雨の関係についてお話したい。
山崎氏 豊川は江戸時代から農業や、人々の生活用水として地域住民を支えてきた。しかし、豊川は昔から洪水が多く、人々は水害と戦ってきた。先人の知恵と、近代的な治水システムが組み合わさった川であり、その河川管理者としてお話したい。 藤田氏 愛知大学で地理学を研究し、豊川では、今まで上流から下流まで何度もフィールドワークを重ねてきた。今日は、豊川に残された先人の知恵が、どうやって現代に活かされているのか、皆さんにお伝えしたい。