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砂防事業
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木曽川砂防
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もしダムがなかったら・・・
巨大な土石流をキャッチ!
平成元年3月に滑川第1砂防堰堤が完成。同じその年の7月に、連続200mm以上の豪雨により、上流で土石流が発生しました。発生した土石流の土砂の量は20万立方メートルにも及ぶと推定されています。
この巨大な土石流は、滑川第1砂防堰堤によって、止められました。
もしダムがなかったら、土石流による悲惨な災害が発生していたかもしれません。
完成直後の滑川第1砂防堰堤
土石流発生後
ハードとソフトをあわせた対策
南木曽町では北の与川と南の蘭川で7基の砂防堰堤を建設するとともに、蘭川には計24基の床固工を建設しました。また、木曽川の残流域においても土石流危険渓流を中心に対策を行っています。
しかし、これだけでは不十分で、こうしたいわばハードウェアの対策と同時に、それでも災害がやってきたときには臨機応変に対応できる警戒・避難体制もつくり上げていかなければなりません。いわば、ハードとソフトの両面からの対策を考えています。
額付床固工群
下山沢第2砂防堰堤
越百川第3砂防堰堤を建設します。
伊奈川水系では、平成12年に越百第2砂防堰堤が完成し、これまでに4基の砂防堰堤が完成しています。引き続き越百川第3砂防堰堤を建設します。
急峻な地形、もろい地質、雨量の多さなど、どれをとっても厳しい自然環境ですが、それを克服すべく砂防事業を推進していく努力を続けます。
標高2,860mの空木岳
越百第1砂防堰堤
災害をくりかえさぬために
中津川市は戦前からの砂防工事の積み重ねで、昭和7年災害と同規模の雨量にも十分耐えられるだけの対策が行われてきました。
引き続き中津川では川上流路工の整備を行います。
今後も流域の状況を把握しつつ、砂防事業を推進していきます。
松尾第3砂防堰堤
四ツ目川遊砂工