平成19年11月16日
国土交通省中部地方整備局
設楽ダム工事事務所
1.件名
「ネコギギの稚魚を放流 !!」
2.概要
設楽ダム工事事務所は、設楽ダム建設によって、その生息環境に影響を与えることが予測されているネコギギ保全の取り組みの一環として、10月31日にネコギギの稚魚100匹を豊川に放流し、その後の生息を確認しましたのでお知らせします。
3.本文
設楽ダム建設予定地には国の天然記念物ネコギギが生息しており、ダム建設によって生息環境に影響を与えることが予測されています。
このため、設楽ダム工事事務所ではネコギギに対して環境保全措置を実施するとともに、豊川水系のネコギギの保全に取り組んでいきます。
今回の取り組みは、「ネコギギの生息に適すると考えられる場所」にネコギギを放流し、定着することができるか(世代をくり返すことができるか)を確認することにより、ネコギギがどのような生息環境を好むかを調べるための野外実験です。
実験開始にあたり、豊川で現在生息している個体群への影響を少なくするため、ネコギギの親魚を採捕・飼育し、人工的に増殖させ、その個体を実験に用いました。なお、飼育・増殖は、愛知県水産試験場の協力を得て行いました。
今後は、放流場所でのモニタリングを実施し、放流個体の定着を確認していくことにしており、これらの成果をネコギギの保全技術の確立につなげていきます。
4.資料
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5.解禁
指定なし
6.配布先
新城市政記者クラブ、豊橋市政記者会、中部地方整備局記者クラブ
7.問合わせ先
国土交通省中部地方整備局 設楽ダム工事事務所
建設専門官 加藤 敏文
調査設計課長 國村 一郎
TEL:0536-23-4331(代表)