豊川水系では、水利用が盛んですが、一方では毎年のように取水制限を余儀なくされているのが現状です。さらに、近年では地球温暖化による影響からか、全国的にも雨の降り方が多い年と少ない年で極端となる傾向があります。
このため、ダムの貯留量が回復しなかったりなどの理由で、既設ダムなどの水資源開発施設の能力が低下している状況となっています。
そこで、平成18年に「豊川水系の水資源開発基本計画」(通称「豊川フルプラン」)が全面的に見直され、平成27年度の需要目標に対して、近年の気象においても安定的に供給できる計画とされました。
具体的には、近年の気象変動等により、豊川用水などの供給能力が、約6割に低下しており、これを補うためのダムからの供給が安定供給です。
下記の「豊川水系における水資源開発施設の水供給実力」は、平成17年12月に公表された際の資料です。
この資料の 「2.供給可能水量②現況施設」 などにその結果が示されています。