平成23年3月11日、太平洋三陸沖を震源とする「東北地方太平洋沖地震」が発生し、震度7にも及ぶ地震等に加え巨大な津波により、東日本一帯に甚大な被害が発生しました。【東日本大震災】
中部地方においても、近い将来発生が予測されている東海・東南海・南海地震等、南海トラフを震源とする巨大地震の発生に備え、津波による甚大な被害が想定される太平洋沿岸部での救援・救護活動、緊急物資の輸送等を迅速に行うため、中部版「くしの歯作戦」【道路啓開オペレーション計画】を策定しました。
災害時における救援・救護の要として、がれき等で塞がれた道を切り開き、緊急車両の通行を確保すること。
※平成25年3月18日内閣府「南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)のポイント~施設等の被害及び経済的な被害~」
【中央分離帯あり】
【中央分離帯なし】
道路啓開の幅員について
近年多発する災害や懸念される南海トラフ地震などに備え、国土交通省・市町・高速道路会社などが協力し、道路啓開に関する計画を立案しています。
三重県内では、人命救助のために優先的に通行を確保する「くしの歯ルート」24方向の路線を設定し、発災後速やかに緊急車両等の通行を確保できるよう「道路啓開」を推進しています。