ガンカモ目/ガンカモ科
コハクチョウ Whistling Swan

くちばしの黄色がやや小さい、オオハクチョウによく似た鳥。ユーラシアと北米で繁殖し、冬に渡来する。主に北日本、日本海側の地方で多く見られるが、オオハクチョウに比べると南の地方にも渡ってくる。

越冬地での生活は、家族群で生活し、水草を主な餌としている。

渡来期:10月〜4月


コガモ Teal

尻の黄色い三角形が特徴の小形の淡水カモ類。北半球の北部で広く繁殖しており、日本には冬渡来し、越冬する。

越冬地では、湖沼、川のほか、市街地の池にも多く飛来する。水辺を歩きながら、主にイネ科植物などの草の小さな実を食べる。

渡来期:10月〜4月


オナガガモ Pintail

長い首と長い尾をした中形の淡水カモ類。ユーラシアと北米の亜寒帯から寒帯にかけて広く繁殖し、日本には冬鳥として多く渡来する。

越冬地では、湖沼、川などに生息し、市街地の公園の池でも見られる。水草の葉、茎、水際の草の実などのほか、水棲昆虫も食べる。

渡来期:10月〜4月


ホシハジロ Pochard

茶色い頭と黒い胸をした中形の海カモ類。バイカル湖以西の亜寒帯で繁殖しており、日本には、冬に渡来し越冬する。

越冬地では、湖沼、広い川、池などで生活し、海にでることは少ない。海ガモ類は淡水ガモ類と比べると、水面に浮くとき尾を水につけている、採餌のとき全身で潜ることなどが違っている。

渡来期:10月〜4月


ヒドリガモ Wigeon

飛ぶと白い模様が目立つ中形の淡水ガモ類。ユーラシア大陸の亜寒帯から寒帯で繁殖し、日本には冬鳥として飛来する。

越冬地では、内湾、湖沼、川などで生活し、ほかの淡水ガモ類に比して海上にでる傾向が強く、アオノリなどの藻類も好んで食べる。しばしば数百羽の大群を作る。

渡来期:10月〜4月


マガモ Mallard

オスは緑色の頭部と黄色いくちばしが目立つ淡水ガモ類。北半球の温帯から亜寒帯で繁殖し、日本には主に冬鳥として飛来する。本州の山地や北海道で繁殖するものもある。

越冬地では、湖沼、大きな川、内湾の海上など開けた水面に群れでいることが多く、時には数百羽の大群を作る。

渡来期:10月〜4月


カワアイサ Goosander

オスは赤いくちばし、緑の頭をした大形のアイサ類。ユーラシアと北米の温帯から亜寒帯で繁殖し、冬に渡来する。北海道で少数だが繁殖している。

越冬地では、湖沼、大きな川、内湾の海上など開けた水面に群れでいることが多く、時には数百羽の大群を作る。

渡来期:10月〜4月
 
国土交通省 中部地方整備局 木曽川下流河川事務所
〒511-0002 三重県桑名市大字福島465  TEL:0594-24-5711(代表) FAX:0594-21-4061(代表)

copyright c 2013 国土交通省 中部地方整備局 木曽川下流河川事務所. all rights reserved.