はじめに

　最近、これまでに経験のない規模の豪雨や猛烈な勢力をもった台風などにより、水災害が全国各地で発生しています。全国一の海抜ゼロメートル地帯が広がる木曽三川下流部に住む私たちにとって、高潮や洪水による大規模水害は他人事ではありません。

　木曽三川下流部の５市町と国土交通省木曽川下流河川事務所では、群馬大学・片田教授のご指導のもと、大規模水害での犠牲者ゼロを目指した広域対応策を検討してきました。

　そこでこのたびは、木曽三川下流部の５市町の首長が集まり、大規模水害に対する広域対応のあり方について議論する「木曽三川下流部　防災サミット」を開催する運びとなりました。

　伊勢湾台風から５５年の節目をむかえ、地域の皆さまとともに、大規模水害時の対応のあり方について考える機会としたいと思います。