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選考を終えて(表彰委員より)

 中部の未来創造大賞も5回目を迎え、この賞も地域にようやく定着してきた感がある。応募件数が昨年に比べ増加し、特に住民部門の応募件数が全体の7割を超えるまでになり、一般の住民の方々の関心が深まったことは喜ばしいことである。とはいえ本賞の質を落とさず、これからも中部の未来創造に向けたすばらしい活動に注目していきたいと思う。

委員長:松井 寛(まつい ひろし)/名城大学理工学部教授
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 今回は住民部門への応募件数が大きく増加したこと、全体的に活動内容が多様化していることが特徴的でした。そのため、どのような視点を重視するかによって各委員の評点が微妙に異なる応募案件が存在したことも事実です。したがって、公正な審査結果を期すべく慎重なる審議を実施致しました。今回めでたく受賞なさる案件はもちろんですが、惜しくも選外となった応募案件の関係者におかれても、今後ともご活動の継続・発展をお願い申し上げます。

副委員長:山本 幸司(やまもと こうし)/名古屋工業大学工学部社会開発工学科教授
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 第5回目の創造大賞選考に参画して感じることは、住民部門の応募が多くしかも、 質的に充実した候補が多かったことである。これは、国土基盤の建設・運営に地域 住民の参加意欲が高まっている結果であろうと喜ぶ次第であり、行政とのよりよき パートナーシップの関係が更に発展する予兆を感じさせる。より一層の展開を期待 したい。

委員:渡辺 悌爾(わたなべ ていじ)/三重大学理事・副学長
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 中部の新しい地域づくりに向けた様々な活動に敬意を表したい。
 近年、名古屋の都心を流れる堀川の浄化、潤いのある街づくりに向けた活動が盛り上がりを見せている。ライオンズクラブも前から堀川浄化の活動に取り組んでおられるが、市民、行政、学校等を巻き込んだ今回の調査が更に発展・継続され、堀川の再生につながることを期待したい。

委員:木下 喜揚(きのした きよう)/(社)中部経済連合会副会長待遇専務理事
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 今回は幹事会でしぼられた候補がこれまでより多く、すべての現地調査には参加できなかったのは残念である。しかし、現地で関係者から聴取りをしたり、現場を見せてもらった結果、資料のみでわからない点が明らかになったり、予想外に優れたものが見出され、大変楽しい審査となった。その反面、やや安易な内容の案件も散見された。みばえのよさにこだわらず、ユニークな着想と地道な努力による成果を、今後も期待したい。

委員:前田 弘司(まえだ こうじ)/中日新聞論説委員
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 世界の最先端を創り出してきた中部地域で、未来の創造という大きな名を持つこの賞にふさわしいものとは何なのだろうかと困りました。しかし現地で活動する皆さんのお話を聞いて、未来は市民が自分たちがほしいものを、自分たちで供給できる社会を技術的にも精神的にも構築することなのかと感じました。現地で一つ一つの活動を知り、その土地ならではの地の恵み、人の温かさが伝わってきました。

委員:竹内 礼子(たけうち れいこ)/「静岡の文化」編集長
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 中部地方整備局では、平成17年度を「テイクオフ中部2005」として、中部地方が日本を牽引する新たな飛躍・発展の重要なスタート地点として捉え、地域と協働でハード・ソフト両面から中部地方を支える社会資本整備に取り組んでまいります。
 「個性ある地域の発展」を図るため、地方の主体性を重視した国土交通行政の実現に向け、「未来創造大賞」等の取り組みを進め、地域の皆様と一緒になって創造的な活動を盛り上げ、住み良い中部の発展に貢献してまいります。

委員:村田 進(むらた すすむ)/国土交通省中部地方整備局長
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