タイトル

緊急時に実施するハード・ソフト対策の概要
1.緊急ソフト対策の概要
 ソフト対策は、火山活動の推移に応じて以下の対策などを実施します。
  • 監視機器などの緊急的な設置
  • リアルタイム・ハザードマップによる被害範囲の想定
  • 土砂災害防止法に基づく緊急調査
 また、富士山の状況把握や緊急ハード対策を実施する上での安全管理、広域避難計画と連携した関係機関への情報提供を行います。
2.緊急ハード対策の概要
 ハード対策については、以下の対策などを実施します。
  • 既存の砂防設備の除石(じょせき)嵩上(かさあげ)により捕捉できる溶岩や土砂量の増加を図ります。
  • 砂防設備がない場所では、仮設えん堤仮設導流堤(どうりゅうてい)などの対策を検討します。
  • 土石流の発生の恐れにより、立ち入りが難しい場所では、無人化施工の活用も検討します。
図3:緊急ハード・ソフト対策のイメージ

実効性向上に向けた取り組み
 本計画をより確実に実行できるよう、平常時から以下の対応をします。
  1. 緊急ソフト・ハード対策を実施する上での準備
  2. 関係機関との連携や情報共有の強化
  3. 富士山噴火を想定した防災訓練の実施
  4. 富士山噴火に対する防災教育と広報
仮設えん堤の例(H26御嶽山)
富士山火山三県合同防災訓練(H26.10) 立体模型を用いた防災教育

写真1
仮設えん堤の例(H26御嶽山)



写真2
富士山火山三県合同防災訓練(H26.10)



写真3
立体模型を用いた防災教育


実効性向上に向けた取り組み
 今後は、「対策施設の配置計画」、「必要な資機材の備蓄計画」、「関係機関の詳細な役割分担」などの検討を進めます。


もどる ホーム つぎ FUJISABO 通信 平成28年3月17日 第97号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221