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大沢扇 状地(おおさわせんじょうち)における土石流の捕捉
土石流発生後の平成27年4月23日に、航空レーザ計測により土石流(スラッシュ雪崩)の堆積状況を調査しました。
土石流(スラッシュ雪崩)は、大沢扇状地内で約5.7万㎥(ダンプトラックで1万1千台分)が捕捉されていることが明らかになりました。
また、主に大沢扇状地(おおさわせんじょうち)の第7上流床固工(だい7じょうりゅうとこがためこう)上流までの区間に堆積しており、これら砂防施設により下流への被害は発生していません。

堆積状況

大沢扇状地の第7上流床固工(上流側)堆積状況

大沢崩(おおさわくず)れの砂煙

平成27年9月30日と10月7日に、富士山では強い風が吹いており、大沢崩れにて、大規模な砂煙が発生しました。
富士砂防事務所では、監視カメラと工事の関係者からの情報により、土石流や噴煙ではなく、強い風により、砂が舞っていることを確認しました。
富士山は、雲に隠れることが多く、風が強い日でも晴れていなければ、このような現象を目にする機会がありません。
秋になり次第に空気が澄んできたため、富士山が綺麗に見え、このような現象を見ることができました。
風が穏やかな時の富士山
山頂近くの大沢崩れの状況(平成27年10月7日)
大沢扇状地からの富士山の状況(平成27年10月7日)




もどる ホーム つぎ FUJISABO 通信 平成27年11月27日 第95号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221