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富士山噴火時の緊急対策
緊急ソフト対策/緊急ハード対策 堆積工/緊急ハード対策 導流堤
 富士山噴火時における緊急対策として緊急ソフト対策、緊急ハード対策があります。
緊急ソフト対策は、ヘリ等による火口位置、降灰範囲の調査、カメラなどの火山監視機器の緊急整備、 リアルタイムハザードマップによる危険区域の想定や、 土砂災害防止法に基づく緊急調査として降灰量調査などの現地調査による状況把握等が想定されます。 リアルタイムハザードマップとは、火口の位置や噴火に伴う地形変化など、 刻々と変化する火山現象に対応した溶岩流などの流下シミュレーションを行う事ができるシステムです。 起こりうる現象により近い予測結果を、迅速に示すことができることから、 的確な防災・減災対策に役立てることが可能となります。
 また、緊急ハード対策としては、堆積工や導流堤等があります。
 堆積工は、渓流沿いの土地を掘削したり、既設砂防えん堤の除石を行うことにより、 溶岩流や降灰後の土石流を堆積させ下流への被害を軽減させるために行いま す。
 導流堤は、コンクリートブロックなどを積み上げることにより、溶岩流や降灰後の土石流の氾濫を防ぎ、 下流へ安全に流下させる働きをします。三宅島や、霧島新燃岳噴火の際にも実際に導流堤が整備されました。
 富士砂防事務所では、緊急ハード対策に用いるコンクリートブロックなどを備蓄し、いざという時に備えています。


由比地すべり対策事業地元関係者見学会
 11月13日、山中排水トンネル工事の着工に合わせて地元関係者47名を招いて工事現場見学会を開催しました。 事務所長が事業の説明をし、今後の事業へのご理解とご協力をお願いしました。 見学会は山中・大久保排水トンネルにおいて、由比出張所長等が工事の内容について説明しました。
工事の説明をする由比出張所長と熱心に説明を聞く地元関係者のみなさん
工事の説明をする由比出張所長と熱心に説明を聞く地元関係者のみなさん
事業の説明をする事務所長(中央)
事業の説明をする事務所長(中央)


もどる ホーム つぎ FUJISABO 通信 平成26年12月15日 第92号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221