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世界文化遺産となった富士山の構成資産を数回にわたり順次紹介しています。 今回は、静岡県側の構成資産等について紹介します。 |
静岡県文化・観光部 富士山世界遺産課 |
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須山口登山道 (現在の御殿場口登山道)(御殿場市) 須山浅間神社を起点とし、山頂南東部に至る登山道です。 その起源は明確ではありませんが、記録では1486年にその存在が確認できます。 宝永噴火(1707年)により、壊滅的な被害を受け、登山道の全体が復興したのは、 1780年のことでした。資産の範囲は、 現在の御殿場口登山道の標高2,050m以上と須山御胎内周辺(標高1,435~1,690m)です。 |
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村山浅間神社 (富士宮市) 12世紀頃に富士山の噴火が沈静化すると末代上人など山中で修行する人々が現れました。 これが発展し、14世紀初頭には富士山における修験道が成立します。 この中心となったのが村山浅間神社(興法寺と呼ばれていました。)です。 19世紀後半までここの修験者たちが大宮・村山口登山道を管理しました。 |
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冨士浅間神社 (須走浅間神社)(小山町) 須走口登山道の起点となる神社で、富士講信者が多く立ち寄り、 33回を一つの区切りとする登拝回数等の記念碑が約70基残されています。 社伝によれば807年に造営したと伝えられます。 宝永噴火(1707年)では、大きな被害を受けましたが、1718年に再建され、 修理を重ねながら現在に至っています。 |
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三保松原 (静岡市) 三保松原は『万葉集』以降多くの和歌の題材となり、謡曲『羽衣』の舞台にもなりました。 また、15~16世紀以降は三保松原を手前に配した構図が富士山画の典型となりました。 それらの絵画を始め多くの芸術作品を通じて三保松原は富士山を望む景勝地として広く知られています。 |
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FUJISABO
通信 平成25年10月15日 第87号 発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所 静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221 |