事務所紹介
富士山大沢崩れ調査工事について
~ブロックスクリーン工の実施~

 富士山大沢川源頭部(大沢崩れ)の崩壊は依然として続いています。富士砂防では、そのため下流の土砂災害の防止・軽減を目的として扇状地に遊砂地の整備のほか、標高2,100mの現場では、現在「ブロックスクリーン工」の施工を行っています。
富士山大沢崩れ調査工事現場
谷底にコンクリートブロックを敷設する工事

○施工
谷底にコンクリートブロックを敷設する工事(写真右上)と、コンクリートブロックの流れ止めを施工する工事(写真右下)とをヘリコプターを使って実施しています。

○期待する効果
ブロックスクリーン工は、谷底にコンクリートブロックを敷設することで土砂と水とを分ける(スクリーン)を設け、堆積した土砂の土石流化を防ぐとともに、谷底の固定や侵食防止や斜面の崩れ防止を期待する工法です。


コンクリートブロックの流れ止めを施工する工事
谷底(渓床)対策施設に期待する効果(縦断図と横断図)
○今後さらに高標高(2,350m~3,300m付近)での施工を目指します。

もどる ホーム つぎ FUJI SABO通信 平成23年2月3日 第76号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221