由比地すべり対策事業の工事進捗状況

平成20年3月より施工している工事用道路2号線工事のうち、由 比側の7月末における進捗状況です。
工事は、舗装やガードレールを設置し、9月中旬に完成を予定しています。
完成後は、斜面上部の対策工事用道路として活用します。
由比地すべり対策事業の工事進捗状況図

富士山大沢川で直轄砂防事業が着手されてから今年で40年

 昭和44年(1969)富士山大沢川で、国による砂防事業が着手され ました。今年は着手から40周年となり、これまでの砂防事業が歩んできた歴史を4回にわけて紹介します。

大沢崩れ  昭和42年(1967)5月、政府与党連絡会議における、「最近の富 士山は大沢崩れが激しく、その美しい姿が変わりつつある」との指摘がきっかけとなって、参議院予算委員会でもこの問題が取り上げられました。国土交通省 (元建設省)は昭和42年(1967)6月に閣議の了解をとり、学識経験者からなる「富士山大沢崩れ懇談会」を設置、昭和43年(1968)度から沼津河 川国道事務所(元沼津工事事務所)にて直轄砂防調査を実施しました。翌年の昭和44年(1969)度には富士宮砂防出張所が設置され直轄砂防事業に着手 し、今年はこれより40周年の年となります。
床固工(第7床固工 昭和44年度)  昭和44年度、直轄砂防の工事は、大沢崩れから発生した土石流が流出 して下流に土砂災害をもたらさないよう、大沢扇状地で土石流を捕捉するための床固工の整備(第6、第7床固工)から開始されました。翌昭和45年には、富 士砂防事務所(元富士砂防工事事務所)が設置され、今日に至っています。

FUJI SABO通信 平成21年8月31日 第70号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221