ふじあざみ 第50号(4)

おしらせ
第2回富士山土砂災害対策連絡会
 7月15日、(社)全国治水砂防協会主催の「第2回富士山土砂災害対策連絡会」が田貫湖ふれあい自然塾(富士宮市)にて開催されました。出席者は山梨県と静岡県の富士山麓市町村長、両県砂防担当者、東京都、富士砂防事務所。講師には荒牧重雄東京大学名誉教授(富士山ハザードマップ作成検討委員会委員長)、池谷浩氏((財)砂防・地すべり技術センター専務理事、富士山ハザードマップ作成検討委員会委員)、小山真人静岡大学教授(富士山ハザードマップ作成検討委員会委員)、杉本伸一氏(島原市災害対策課課長補佐)の火山砂防に精通された方々を迎え、富士山の侵食と噴火に起因する土砂災害をテーマに情報交換などを行いました。また、菅沼俊夫富士吉田市長からは県域を越えた市町村連携の必要性についての提案がなされ、関係機関が県域を越えた連携の必要性について確認しました。
平成15年度優良工事事務所長表彰式
 富士砂防事務所が発注し、平成15年度中に完成した工事において、特に優秀な成績をおさめた施工者に中部地方整備局長表彰、富士砂防事務所長表彰を行いました。また、優れた施工技術について富士砂防事務所長より感謝状を贈呈しました。
●中部地方整備局長表彰:(株)保坂組 平成14年度 富士山溜野沢渓流保全工工事
中部地方整備局長表彰
●富士砂防事務所長表彰:井出徳建設(株)平成15年度 富士山大沢川渓岸工工事
富士砂防事務所長表彰
●感謝状:(株)山清、永将建設(株)、(株)丸芳
富士治山治水期成同盟会からの要望
 8月2日付けに富士治山治水期成同盟会より、治水関係予算の適切な確保と機動的な対応が可能な補助制度の堅持、また富士山麓における砂防と治山治水事業の推進について要望書が出されました。
富士山大沢川扇状地自然観察会
 8月4日(水)に夏休み中の家族連れなど61名が、大沢扇状地内の約5kmの道のりを、砂防施設見学や土石流模型実験、建設機械の試乗体験、小鳥の巣箱造り・巣箱かけ、ふじあざみ植樹、富士山の自然に関するクイズ等を楽しみながら踏破しました。
砂防見学
小鳥の巣造り
富士山火山防災ウィーク
 山梨県環境科学研究所主催の「富士山火山防災ウィーク」(7月24日~30日)において、富士砂防事務所はパネル展示と土石流模型実験を実施しました。
富士山火山防災ウィーク
キャンプ砂防2004 in 富士山
 8月18日から25日までの1週間をかけて、3人の学生がキャンプ砂防に参加しました。富士砂防事務所の仕事を実際に体験してもらう目的で、富士山の砂防施設や由比地すべり調査地などの見学や実際の設計基準をもとに砂防えん堤の設計実習を行いました。

(写真左から、立命館大学:小澤君、同じく:衛藤君、三重大学:大西君)
キャンプ砂防2004 in 富士山
富士山総合学習及び現地見学会結果報告
結果報告表
見学者の皆さんから激励のお手紙が届きました。ありがとうございました。
大沢崩れと御中道見学会参加募集
定 員:40名(1回)、全体80名(多数の場合は抽選)
対 象:原則として県内在住の方
実施日:平成16年10月7日(木)・14日(木)
申込締切日:平成16年9月17日(金)必着
集合場所:JR富士宮駅 8:20
参加費:
1,000円(交通費及び保険料)
■申込方法
往復ハガキかEメールにて住所・電話番号・氏名・年齢・参加希望日を記入して富士砂防事務所までお送り下さい。参加案内を返送いたします。
E メ ー ル / info@fujisabo.go.jp
お詫びと訂正
 前号のふじあざみ49号におきまして、追加と訂正があります。4ページ目のお知らせ「台風6号への対応」で平成9年6月20日、大沢川扇状地への堆積土砂量260,000立方メートルは扇状地から下流へ流出した土砂量も含みます。また、平成9年11月26日大沢扇状地への堆積土砂量172,000立方メートルは、199,000立方メートルの誤りです。ここにお詫びし、訂正します。

●ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお寄せください。
富士山に関する古い写真・資料等をお持ちの方、 また災害体験された方の情報提供をお願いいたします。
〈連絡先〉
富士砂防事務所
担当/総務課長・釜崎、または調査課長・伊藤まで
TEL.0544-27-5387

〈お問い合わせ先〉

■国土交通省富士砂防事務所
〒418-0004 静岡県富士宮市三園平1100
TEL.0544-27-5221
インターネット https://www.cbr.mlit.go.jp/fujisabo/

■富士宮砂防出張所
〒418-0103 静岡県富士宮市上井出826-1
TEL.0544-54-0236
「ふじあざみ」に掲載している内容・データ等は、現時点までに得ている調査結果を基にしています。
今後の調査等の進展により、内容の一部または全部に変更が生じる場合もあります。


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