ふじあざみ 第35号(8) |
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初の「大沢・潤井川サミット」開催
「大沢・潤井川が学区に流れる」というつながりがある富士市・富士宮市の4つの中学校の代表が集まり、総合学習の一環として大沢・潤井川に関して進めてきた研究を発表し合い学びを深め合おうという「大沢・潤井川サミット」が昨年11月17日に富士宮西富士中にて開催されました。 |
リサイクルポット植樹をきっかけに、大沢崩れに興味をもったという西富士中の山口透君、宮島優君は「大沢崩れがなぜ起こるのか」という研究テーマを発表し、「富士山のふもとで暮らす地域の人間としてただ守られるだけではなく、自分達にも何かできないかと考えるべきだと思います。」としてリサイクルポットによる植樹活動の促進を呼び掛けました。
吉原二中の大場清那さん、近藤知里さんは「富士山緑のゼミナール・リサイクルポットによる植樹活動」をテーマに発表を行い「富士山緑のゼミナールに参加し、私達が普段気づかずに生活している環境保全や防災について知ることができました。今後、総合的な学習などを通してさらに詳しく調べたり、環境ボランティアなどの活動にも参加したりして行きたいです。」と、抱負を述べました。 |
研究テーマ等 |
発表生徒 |
●大沢崩れ-僕たちにできることは何か- |
西富士中2年 山口 透
3年 宮島 優 |
●潤井川のゴミの現状と課題 |
富士宮四中1年 安竹 涼平
1年 深沢 慎平 |
●リサイクル・ポットのしくみと植樹活動 |
吉原二中2年 大場 清那
2年 近藤 知里 |
●総合的な学習の取り組み
(リサイクルポットの効果) |
吉原二中2年 藤井 康友
2年 安部 孝太 |
●潤井川の水防と田子浦橋付近の水質 |
田子浦中2年 小路 直哉
2年 加藤 慶一 |
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▲真剣に研究成果を発表する生徒 |
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サミット宣言 大沢・潤井川サミットでの学習を通して私達は次のことを宣言します。
●大沢川・潤井川の自然を学び、より良い環境づくりを目指します。
●大沢川・潤井川へかかる負担を減らすように努め、この自然と共に生きていきます。
●大沢川・潤井川の未来のために、周りの人の理解を深め、環境の保全に取り組みます。 |
平成13年11月17日 「大沢・潤井川サミット」 |
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「皆さんが教科書をつくるよう頑張りましょう」
――― サミットに参加した花岡所長の講評 ――― |
「富士山にはわからないことが沢山あり、今回皆さんは、教科書に載っていないことを自分達で調べ発表されました。大切なことは自分でデータの取り方を考え現場に行って調べて、判断できるようになることです。さらに研究のレベルを深め、ゆくゆくは皆さんが教科書をつくるよう頑張りましょう。」 |
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▲討論に参加する花岡事務所長 |
富士宮二中では、郷土への理解と愛情を深め、郷土づくりに参画しようとする意欲を伸ばすことを目的に、富士山に関わる自然、産業、歴史、文化、環境などについて自主的に研究する「富士山学習」の一環として、昨年12月13日、「これからの富士宮を考えよう。」というテーマで、2年生の富士山学習の討論会が行われ、花岡所長が外部コメンテーターとして招かれました。富士宮の湧水・自然・特産物・街づくりの各コースに分かれて富士山学習を進めてきている代表者の学習発表を基に活発な討論が交されました。 |

▲発表風景 |
富士山の自然環境に関する討論では、植樹作業を体験してきた生徒が植樹作業のたいへんさを話したのを受けて、花岡所長が富士砂防で進めているリサイクルポットによる効率的な植樹方法を紹介しました。 |
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