ふじあざみ 第35(5)

西富士中の環境教育の場を 猪の窪川渓流保全工

 富士山大沢川の北に隣接する滑沢などを源とし、見返し沢と合流する猪の窪川は、管内では最も大きな渓流で、平成3年から中学校に隣接した沈砂地工事に着手しました。
 当校は平成12年からは榊原校長先生以下富士砂防を体験学習として熱心に取り組まれ、「緑のゼミナール」の開催、リサイクルポットを活用した植樹と育成、大沢川扇状地砂防施設の見学などを全校で実施されています。
 学校周辺の自然環境への配慮と広大な砂防空間の平常時の活用を図るため、学校と話し合って自然石を張った護岸や坂路、階段を設置し、猪の窪沈砂地ダム下流へ植樹された樹木の育成調査や管理のため、工夫しています。今年はプール寄りに石張り階段を設けますが、ここを利用して高水敷広場を学校の行事等で活用されるとのことです。
 十年後、猪の窪川は植樹した広葉樹の木々が四季を彩り、すばらしい渓流空間を創造していることでしょう。
猪の窪川渓流保全工
植樹の育成調査 自然石による護岸と階段
▲植樹の育成調査 ▲自然石による護岸と階段
富士宮市立西富士中学校長 榊原 正彦 西富士中学校からのコメント

 当校に隣接して砂防工事を行うと聞いた時点では、どのような施設ができるのか不安と興味が半々でした。
 当方からの要望事項を打合せ調整するなかで快く意見を採り入れて下さり、実際に出来あがった護岸などを拝見して大変満足しています。今後は、これらの施設を学習に活かしたいと考えていますので、よろしくお願いします。
富士宮市立西富士中学校長 榊原 正彦

用地課紹介 あなたの土地が社会を安全に豊かにします

 ながく親しんだ身の回りには、思い出がいっぱいです。しかし、「ここが危ない」といったことを感じることもきっとあるはずです。
 土砂災害から地域を守り、より安全なまちづくりを行うために、そこに暮らす皆様のご協力が必要になっています。
 富士砂防では、事業の対象となりました皆様の大切な財産を利用させていただき、土砂災害の危険を無くしていきます。
●あなたの土地が生まれ変わるまで●
 1 事業説明 公共事業の内容とその必要性について説明を行い、
事業区域を明らかにします。
 2 測量調査 大切な財産を使わせていただくため土地を測量し、
そこにある建物や樹木などの現況を調べます。
 3 補償などの説明 調査をもとに土地代金や建物の補償などの適正な
補償金額を決定し、説明します。
 4 契  約 補償の内容をご理解いただいた後に土地売買や
移転補償などの契約となります。
 5 移転・引渡し 建物などを移転して土地を引き渡していただきます。
 6 新しい工事の始まり みなさんの協力によって、安全な街づくりの工事が始まります。
左 新婚の大野です。中 三重県からはじめて富士砂防に来ました用地課長の真柄です。右 山が好きな米山係長です。
画:総務課 鏡味
この3名で
伺いますので

今後とも
よろしく
お願いします


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