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大沢川の土石流の監視観測システムは、土石流災害を未然に防ぐために重要であるばかりでなく、土石流の流出量
の把握や、流出物の物性、土石流の発生条件や動態を解明する上で、非常に重要なデータを提供してくれます。従来標高900mの岩樋終端の床固工で計測していましたが、より正確なデータを得るために、下流のスクリーンダムの試験を行った流路を改造し、直線水路とし、カメラを増設しました。また、ビデオ判読作業を伴わずリアルタイムで水位
と流速を計測する機器を増設しました。これらにより計測が効率化するうえ、土石流に含まれる巨礫なども詳細かつ高度な解析が可能となり、他の計測機器の導入で総合的な土石流観測による謎の多い土石流の解明が期待されます。 |
岩樋下流カメラ(既設嵩上げ)

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岩樋下流カメラ
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岩樋下流観測設備
以上、この設備は富士砂防工事事務所の目となり、発生した土砂量
を瞬時に観測し、発生土砂量の算出や予警報が可能となります。 |
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